2011-01-01から1年間の記事一覧

ついにブログ投稿日数が1000日目に到達しました

Rogi073.Diary当ブログ、Rogi073.Diary 本日の投稿をもちまして、1000日目に到達いたしました。これもひとえに、少ないながらも、閲覧していただける方々のおかげでもあります。そして、さらにひとえに私の自己満足の賜物でもあるわけでもあるのでしょう。 …

元X-Legged Sally のメンバーによる強烈トリオ Kings Of Belgium の新作が壮絶

Kings of Belgiumベルギーの伝説的なバンド、X-Legged Sally。そのCDは入手困難で若干プレミアってもいるのだけれども、そのバンドメンバー Pierre Vervloesem は、その後数々のプロジェクトを展開してる。 その中の一つのバンドが、Kings Of Belgium。その…

Slivovitz はスウィングでチェンバーでバルカンで超かっこいいロック

Slivovitz今回紹介するバンドは、Slivovitz というバンド。イタリアのバンドで、2001年あたりから活動しているらしい。ただ、メジャーにアルバムをリリースしだすのは、2009年あたりから。で、そんなバンドの2011年作で、三枚目のアルバムになる Bani Ahead …

都心で日本庭園を味わえるワタリウム美術館での重森三玲展

ワタリウム原宿と青山の間あたりにあるこじんまりとした美術館、ワタリウム美術館は現代美術を多く展示するスペースである。ここで、現在開催中で、2012年3月25日まで行われている展示は、そういった現代美術とはひと味違う重森三玲という造園家にまつわる展…

PCを音源として音楽をいい音で聞く方法を考える〜実践編その2ハード環境

随分間が開きましたがPCを音源としてどのように音楽を楽しもうかということについて書き始めたのは、もうかれこれ1年以上前になってしまいました。そのときは、「初級編」「中級編」「上級編」とまで書き上げた上に、さらに、「実践編その1ソフト環境」とい…

ハンガリーの After Crying による超久々の Creatura を聴いた

After CryingAfter Crying はハンガリー代表する現代プログレバンドで、クラシックの要素とジャズの要素をそのまんまロックと共存させたようなサウンドを展開するバンド。それらを敢えて溶け込ませず、それぞれの面白さを共存させているのが彼らのサウンドの…

今度は、トマス・ピンチョンの逆光です

逆光さてさて、トマス・ピンチョン全小説から、お次は、「逆光」を読んでみました。というか、実際に読了したのは、先日紹介した「競売ナンバー49の叫び」の前だったのですが、この大著「逆光」について書くにはなかなか心構えが必要で、ようやくそのそれな…

ベテランプレグレハード ARENA の久々の新作 The Seventh Degree Of Separation がなかなかいい

ARENAARENAは、もはやベテランと言っていいだろう英国のプログレバンド特に2000年前後に数々の名作を生み出したバンドで、Marillion や Pendragon などのポンプロックと呼ばれた時代のバンドメンバーなどで構成される。プログレ界では知られたメンバーにより…

インドの女性写真家ダヤニータ・シン展を見てきた

資生堂ギャラリーなんか、最近タイミングがなくて、行っていなかった銀座の資生堂ギャラリーの近くを通りがかったら、ちょうどインドの女性写真家ダヤニータ・シンの展覧会をやっていたので、久々に覗いてみることにした。 変容この作家のイメージを言葉に表…

機種変更で手元に残った iPhone3GS の利用方法を考える

iPhone4sさて、iPhone4s がリリースされたのに加えて、iPhon3GS も契約期間が二年を超えて月々割り引きも終了してしまったということで、こりゃ機種変更しないと損しているような気分になってしまいました。ということで、iPhone4s に機種変更したわけですが…

謎解きが謎を呼び続けるピンチョン作品「競売ナンバー49の叫び」を読んだ

トマス・ピンチョンさて、新潮社より現在刊行中のコンプリートコレクションの刊行スピードに全く追いつかないままにせっせと私が読みつないでるトマス・ピンチョンの作品群ですが、今回は、「競売ナンバー49の叫び」を読んでみました。 この作品は、1966年に…

ウリポな文学者レーモン・クノーの地下鉄のザジを読んだ

レーモン・クノーさて、今回紹介する作家は、レーモン・クノーという20世紀のフランスの作家。文体練習という一風変わった同じ文章を永遠と様々な表現手法で書くという作品がよく知られる作家。 この作家は、ウリポという新しい文学表現、例えば数学的な構造…

Agents of Mercy の新作もまたリラックスした良作

Agents of MercyFlower Kings のほうは完全に休止状態で、むしろ、こっちが本籍バンドになりつつある Roine Stolt によるバンド、Agents of Mercy の2011年新作、The Black Forest がリリースされたので聴いてみた。 物語り的なプロジェクト的なバンドと思い…

Sigur Ros のライブ映像 INNI のモノトーンな美しさ

INNIアイスランドの誇るポスト・ロック・バンド Sigur Ros によるライブ作品 INNI がリリースされたので早速入手。最近の傾向と同様、この作品もいくつかのエディションが作られている。私が入手したのは、Blue-Ray と CD2枚が納められたものです。 芸術的映…

Mogwai のライブで音を浴びてきました

Mogwai轟音系ポストロックバンド、Mogwai の来日公演に行ってきました、場所は、Zepp Tokyo。 今年の初めにも、Hardcore Will Never Die But You Will のお披露目と言うことで来日しましたが、今回は、このアルバムにともなう正式なツアーとしての来日だと思…

パワポでテキストボックス内のテキストを取得するマクロ備忘録

マクロちょっとした理由があって、パワーポイントのファイルの中のテキストボックスに収まっているテキストを文字列として取得して、クリップボードにコピーするマクロを作ってみたので、特にクリップボード周りの処理について備忘録代わりにまとめてみる。 …

おもわずわくわくしてしまう多宇宙の世界を紹介する「隠れていた宇宙」を読んだ

ブライアン・グリーン超ひも理論学者でありながら、その難解な物理による宇宙論をわかりやすい書籍にまとめている科学者ブライアン・グリーン。そのブライアン・グリーンによる新たな作品「隠れていた宇宙」を読んでみました。 ちなみに、過去には、「宇宙を…

ポストロック界の重鎮 Tortoise のライブはやはりすごかった

Tortoiseポストロックそのものと言ってもいいバンド、Tortoise。その来日公演が、Billboard Tokyo にて行われたので行ってきた。なお、東京公演は2011年11月21日、22日の2日間で、それぞれ2公演ずつ。そのうちの、11月21日の1回目の公演を見てきました。 淡…

叙情味とジャズ風味をまぶした Steven Wilson のソロ Grace for Drowning

Grace for DrowningPorcupine Tree の中心人物で、今やいろんなところで活躍している Steven Wilson の2011年新作ソロ、Grace for Drowning をようやくじっくりと聴いた。 いろいろと今回も、いろいろなエディションがあって、例によって超豪華盤からアナロ…

ゼロ年代のベルリンという展示を東京都現代美術館にて

引き続き昨日は、「建築、アートがつくりだす新しい環境―これからの“感じ”」を紹介していましたが、それと平行して東京都現代美術館にて開催されている展示、「ゼロ年代のベルリン - わたしたちに許された特別な場所の現在」という展示も見てきました。とい…

東京都現代美術館にて、建築の作り出す新しい風景をいろいろと

新しい空間現在東京都現代美術館にて開催されている展示、「建築、アートがつくりだす新しい環境―これからの“感じ”」を見てきた(〜2012/1/15まで)。 曲線的集積そのタイトルが示すとおり、建築を中心としたアートによって構築される新しい空間を魅せる展示…

Gazpacho のライブ盤 London も渋く染み渡ります

Londonノルウェーのバンド、Gazpacho は現在進行形の Marillion に近しいサウンドのバンドで、Marillion よありもさらに、愁いに満ちている世界を描き出すバンド。 そんな、Gazpacho の ライブアルバム London が2枚組でリリースされたので早速聞いてみた。 …

英国のプログレメタラー Haken の 2nd もなかなかやります

Haken今回紹介する Haken はサウンド的にはプログレメタルだけれども、他の米国系プログレメタルとは味わいが違って、歌メロを重視したブリティッシュロックのにおいが存分に残るプログレメタルバンド。 デビューアルバム Aquarius でいきなりかなりの衝撃を…

マフィアのまちを描いた映画「ゴモラ」を見た

ゴモラ今回紹介する映画は、「ゴモラ」。決してウルトラ怪獣に関する映画ではなくて、イタリアのマフィアに支配された街の状況を描いた映画。 原作として、ノンフィクション小説「死都ゴモラ」があって、そこで取り上げられたマフィアの現在を映画化した作品…

さらに進化した Mastodon の新作 The Hunter

Mastodonアメリカの野獣系プログレメタルバンド、Mastodon。野獣系なビジュアルと押しの強いサウンドながらも、結構繊細な技を魅せるサウンドを展開す彼らですが、2011年の新作 The Hunter をリリース。 で、私はそれを買っておきながら、しばらく聴く機会が…

昨日に引き続き、イタリアンプログレフェスに行ってきました

3日目ということで、計4日間開催されるイタリアンプログレフェスですが、私は、昨日に引き続き、3日目の2011年11月6日の公演にも行ってきました。 私は、この2日間のみの参戦。なので、Trip だけは見ることは出来なかったものの、計5バンドを堪能出来た次第…

イタリアンプログレフェスティバル2日目に行ってきた

イタリアンプログレフェスプログレフェスが思いの外好評だからなのか、それとも、近頃かつてのイタリアンロックバンドたちが復活して活動を盛んにしているからなのか、理由は私にはわからないのだが、突如、イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティ…

ドイツの Seven Steps to the Green Door 3rdはこれまた多彩です

Seven Steps to the Green Doorドイツのネオプログレ系バンド Seven Steps to the Green Door。その3rdアルバムが The?Book がリリースされたので聴いてみた。 複数ボーカルこのバンドは、前作では女性1人を含む3人のボーカルを擁していたバンド。今作では、…

FreddeGredde は新たな甘美系プログレです

FreddeGredde今回紹介するのは、スウェーデンの FreddeGredde のデビューアルバム、Thirteen Eight。FreddeGredde はマルチミュージシャン Fredrik Larsson によるプロジェクトで、ドラム以外は全てこの人が演奏している。 YouTube に Queen の一人多重コー…

憎しみの独白、トーマス・ベルンハルトの消去を読んだ

トーマス・ベルンハルト20世紀オーストリアの作家、ドイツ語圏文学における重要作家の一人、トーマス・ベルンハルト。日本では、あまり知られていないのだけれども、小説家・戯曲家として認められている。 消去そんな、トーマス・ベルンハルトの生前に発表さ…