Slivovitz はスウィングでチェンバーでバルカンで超かっこいいロック
Slivovitz
今回紹介するバンドは、Slivovitz というバンド。イタリアのバンドで、2001年あたりから活動しているらしい。ただ、メジャーにアルバムをリリースしだすのは、2009年あたりから。で、そんなバンドの2011年作で、三枚目のアルバムになる Bani Ahead を聴いたので紹介する。ラインナップ
まず、バンドのラインナップからして独特。一般的なギター、ドラム、ベースのスリーピース構成に加えて、サックス、トランペット、ハーモニカという吹奏系楽器が入り、さらに、バイオリンが入る構成。このバンド構成を見ただけでも、食指が動く。アヴァンギャルド
サウンドのほうなのだけれども、なんというのか、アヴァンギャルドなロックとでも表現してごまかしたくなるほどに、ジャンル特定不能ないい意味でのごった煮サウンド。ブラス系が入ったバンドだけあって、スウィングジャズっぽいサウンド展開から、ハイテンションなバルカンサウンドに展開したり、一方でスローパートへと移行してチャンバ―ロックのようなストイックさもみせる。かっこいい
このごった煮がかっこいいんです。私は、新宿のDisk Union プログレッシブロック館でかかっていたのを聴いて、一聴で凄いと思って、買ってしまいました。最近、ハンガリーの Napra とか、フィンランドの Alamaailman Vasarat とか、アメリカの Kiss Kiss とか土着的だけど無国籍的な破壊的サウンドを出すバンドを散発的に見かけるんだけれども、この Slivovitz もこの系統に並ぶバンドだと思う。
おすすめ
ということで、バルカン系ロックが好きな方には、この作品超お勧めです。関連リンク:
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