2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

クロアチアから物語を感じさせる美しきトラッド

Loell DuinnLoell Duinn は、クロアチアのバンドで女性ボーカルを中心に据えた美しいトラッドを奏でるバンド。その、Karpatia というアルバムを聴いてみた。 女性ボーカル何よりこのバンド印象づけるのはボーカル。美しい声をもつが天上界的なハイトーンのみ…

MASTODON の新作は、よりメタリックに複雑怪奇に

MASTODONプログレメタル系なバンド、MASTODON。複雑過ぎる演奏が売りではあるものの、近年はよりポップ的な要素も付け加えてきていて、聴きやすくなじみ安いながらも、聞き応えのある作品をリリースしてきている。 そんな彼らの最新作、Once More Round the …

YES の新作は、まったりとさわやかに

Heaven & Earth英国を代表するプログレッシブロックバンド YES。離合集散を繰り返しながら、今も活動を続ける超ベテランバンド。離合集散ぶりの中でも、看板ボーカリスト Jon Anderson が、Jon Davison に変わっての活動になっていますが、その Jon Davison …

天才ロジャー・ペンローズの宇宙の始まりと終わり

ロジャー・ペンローズ天才物理学者ロジャー・ペンローズは、ペンローズの三角形に代表されるような不可能図形や、量子脳に対する理論など、あまりにも天才過ぎて凡人には理解不能な領域を踏む進める天才物理学者。そのパンローズが宇宙論についてまとめた「…

ガルシア・マルケスの講演集「ぼくはスピーチをするために来たのではありません」

ガルシア・マルケス南米を代表するノーベル賞作家で、今年前年ながら無くなってしまった、ガルシア・マルケス。スピーチが大の苦手と言うことで、ほんとどスピーチを行っていなかったそうですが、そのなかでも、数少ない講演を納めた作品、「ぼくはスピーチ…

恒例の Marillion Weekend から Sunday Night Above the Rain

Sunday Night Above the Rain恒例の Marillion Weekend ですが、今回もそこからライブ映像がリリース。そのタイトルは、Sunday Night Above the Rain で、、Sound That Can't Be Made リリース後ということもあって、この作品からの楽曲を中心とした映像とな…

錯覚をアートする キネティック・アート展

損保ジャパン美術館新宿の高層階にある損保ジャパン美術館で現在開催されているキネティック・アート展に行ってみた。 この展示は、錯覚などを利用して、不思議な動きを感じさせる作品を集めた展示。平面だけど立体的に見えたり、回転すると曲がって見えたり…

思想と芸術の融合 ルドルフ・シュタイナー展をワタリウムにて

ルドルフ・シュタイナールドルフ・シュタイナーは、ゲーテ研究家としてスタートし、その後人智学協会を発足させるなどした人物。思想家というのが一つのとらえ方に成るのだと思うが、ゲーテアヌムなどの建築の設計や、神秘学的な思想の教育者としての側面を…

ペルーの土着プログレメタル Flor de Loto

Flor de LotoFlor de Loto は、ペルーのプログレ系バンド。2004年くらいから、アルバムをリリースしているので、それなりに歴史のあるバンド。私は、最近しって、その最新作、Nuevo Mesias を聴いてみたのであります。 土着かなり、土着感のある粘着質なサウ…

ジム・ジャームッシュの吸血鬼 オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ劇場公開当時には見ることが出来なかったので、iTunes でレンタルで見てみました、ジム・ジャームッシュ監督のオンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ。 世界の中の世界題材は吸血鬼。長く生きながらえてきている。…