2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

COM.UNION : CAST (MEXICO)

1.メキシコ もはや、中南米を代表するプログレッシブ・ロックバンドといってもいいほど、実績を重ねているメキシコのバンド、CAST。プログレ系フェスの常連でもある。そんな CAST の2007年の作品が、"COM.UNION"。 ちなみに、CAST は、1994年ぐらいからアル…

King Crimson 始動?

1.Robert Fripp の日記 しばしば、重要情報をリークする King Crimson の御大 Robert Fripp のこちらの日記によると、40周年記念にむけて、Line Up 8 King Crimson の全てのメンバーが集結しているとの事。 2.Line Up 8? 多分、1968年が結成の年になるはず…

NEO : La Torre dell'Alchimista

1.久しぶり 2001年に、デビューして以来、今ひとつ音沙汰の無かったイタリアのバンド、 La Torre dell'Alchimista が久しぶりにアルバムを発表、タイトルは NEO。 2.伝統 タイトルは、NEO ながら、その曲風は、前作同様1970年代のイタリアンプログレッシブロ…

蔡国強 「時光」 : 資生堂ギャラリー

1.蔡国強 中国の現代美術アーティストで、日本にも在住していた事もある、蔡国強の展示が、銀座の資生堂ギャラリーで開催中。2007/6/23 - 2007/8/12。 2.火薬 蔡国強は、火薬を用いた作品でよく知られていて、火薬をキャンバスの上で爆発させる事で、焦げ跡…

ネットワークの現在:世界はどうつながりうるのか:ICC

1.最終回 初台のオペラシティ内にあるNTTインターコミュニケーション・センターICCにて、開催されていた連続シンポジウム「メディア・テクノロジーと生成する〈知〉」の最終回、「ネットワークの現在:世界はどうつながりうるのか」が、2007/6/23に開催され…

Posthuman Silence : SYLVAN

1.ドイツのバンドです SYLVAN はドイツのバンド。1999年に最初のアルバムをリリースしているので、それなりに経験を積んだバンド。ドイツというとエレクトロニクス系、アンビエント系がイメージされるけれど、このバンドは、シンフォニックプログメタルをや…

芸術と脳科学の対話―バルテュスとゼキによる本質的なものの探求

1.ゼキ セミール・ゼキ氏は、依然出版された、"脳は美をいかに感じるか"という作品で、私自身は初めて知って、この書籍の内容の面白さ、美術的な物事の捉え方を脳科学的に分析するという、一見異文化に見える物を共通の次元で語る手法が非常に興味深かったた…

はまります。Co. & CA. 。コヒカン。

1.このところ 最近突然に嵌ってしまった、Coheed and Cambria。アメリカのロックバンド。記事としても、2度ほど、最新のアルバムと、DVD作品について、取り上げましたが。何とも、やみつきになってしまいます。ということで、遡って、今までにでているアルバ…

れあブ オープン!!

1.ロングテール はてブを使っていると、どうしても、ホットエントリー中心の閲覧になってしまう。だけれども、こういったCGM系機能は、やっぱりロングテールにも言及して、そのあたりから今までは出会えなあっただろう情報に出会うために利用したい。そんな…

アーカイヴが紡ぐ未来:再連結する情報 : ICC

1.第二回 ICC連続セッションシリーズ。こちらで紹介した先週の第一回に引き続き第二回。テーマはアーカイブ。パネリストは、石田英敬,中谷礼仁,三中信宏。 2.なかなかいい展開 今回は、先週よりも、かなり話しがうまくかみ合っていた感じで、丁度いい頃合…

Four O'Clock and Hysteria : AlanMorse

1.Spock's Beard 現在のプログレシーンを代表する存在である Spock's Beard のギタリスト、Alan Morse のソロ作品を遅ればせながら聴いてみた。 2.Neal Morse まずは、その前に情報から。前編インストアルバムで、プログレ感は薄い作品。5分程度のギターを中…

優れた前衛短編集 カッコウが鳴くあの一瞬:残雪

1.中国の女性作家 残雪は中国の女性作家で、”残雪”は筆名。知る人ぞ、知るという感じもあって、現時点では中古屋さんを回らないと日本語作品はなかなか手に入らない。 カフカなどとの共通点を語られるなど、前衛度が高く抽象的な作風。 2.優れている この”カ…

生誕100年記念 須田剋太展−生命の讃歌:うらわ美術館

1.埼玉出身 なんとなく、名前は知られていて、何となく知っている人もおおそうな画家、須田剋太の回顧展が埼玉のうらわ美術館で開催中。ちなみに、須田剋太は埼玉出身で、ご当地展覧会、そして、生誕100年。 2.中途半端さの合流 まず、意外な感じがしたのは…

Systematic Chaos : Dream Theater

1.Limited Edition プログレメタルの雄、Dream Theater の2007年新作、Systematic Chaos がリリースされた。通常版と限定版があって、限定版はDVD付きで、DVDにはアルバム収録のドキュメンタリーとアルバムの5.1chサラウンドミックスが納められている。 2.静…

インターフェイスの可能性:創造の接面を探る : ICC

0.メディア・テクノロジーと生成する 東京初台のメディアアート施設、NTTインターコミュニケーション・センターICCにおけるパネルセッションシリーズ「メディア・テクノロジーと生成する」3回シリーズの第1回は、インターフェイスについてで、2007年6月9日に…

Omar Rodriguez Lopez : Se Dice Bisonte,No Bufalo

1.ソロ The Mars Volta をはじめとして、数多くのプロジェクトを遂行中のアイディアあふれる凄腕ギタリスト、Omar Rodriguez Lopez のソロ、Se Dice Bisonte,No Bufalo がリリースされた。 2.同時期 昨年(2006)リリースされた Mars Volta の Amputechture …

生年月日にまつわることを調べる

1.拡張 先日、こちらの記事(あの年のこの日が誕生日の人とか出来事だとか)にて、dLINKbRING.Labo.dicmulsearchとして公開している、Wikipedia ベースの検索サイトの年月日検索の表示機能改善について書きましたが、その改善からさらに機能拡張して、ある年…

椿会展:資生堂ギャラリー

1.歴史と現代 椿会というのは、既に60年の歴史を持つ会らしい。その歴史とそしてちょっと堅そうなネーミングからして、伝統美術でも扱っているのかと勝手に思っていたらそうではなくて、時代に即してメンバーを変えながら活動をしている会らしい。ということ…

ZILTOID the OMNISCIENT : Devin Townsend

1.さらに 若干変人気味プログレポップメタラー Devin Townsend の謎の人形劇メタルプロジェクト ZILTOID がCDとしてリリースされた。元から、バカテクギターと、多様性極める歌唱法と、ポップからプログレ、デスメタルまで幅広い作曲力と、音の洪水を作り出…

ねむの木のこどもたちとまり子美術展 : 森アーツセンターギャラリー

1.ねむの木学園40年 肢体不自由児療護施設「ねむの木学園」。この学園の生徒が作成したアート作品を集めた展示。既に、この学園の作品は、海外での展示を行うなど、アート作品としての注目度は高い。2007/7/1まで開催。 2.高すぎる完成度 作品は作者ごとに分…

:ル・コルビュジエ展:建築とアート、その創造の軌跡」:森美術館

1.現代建築 ル・コルビジェ(詳しくはこちら)といえば、サヴォア邸などで知られる現代建築の父、的存在の建築家。日本では、国立西洋美術館が唯一のル・コルビュジエの設計建築物。 邸宅の設計が多いというイメージが私自身にはあったが、集合住宅や会議場…

Queensryche : 東京厚生年金会館

1.Operation : Mindcrime メタルコンセプトアルバムの中でも最高傑作の一つに挙げられるであろう名作"Operation : Mindcrime"(以下partⅠと表現する)がリリースされたのが、1988年であるから、もう約20年前の出来事。そして、Queensryche 自身の活動が紆余…