2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

カズオ・イシグロ原作の映画「私を離さないで」を観た

カズオ・イシグロカズオ・イシグロは、日本生まれだけれども、そのほとんどを英国で暮らし、現在は英国籍をとって、英国人となっている作家。当然、その作品も英語で書かれている。邦訳もかなりされているし、映画化された作品も多い。また、ブッカー賞を受…

陽気でシリアスなラディカルトラッド Alamaailman Vasarat

Finland Festメタル界では、フィンフェスはよく知られらフィンランドフェスティバルですが、それと時を同じくして、もう一つの Finland Fest が開催されていました。こちらは、2011年5月28日 渋谷 O-Westにて。登場バンドは、Vartina と Alamaailman Vasarat…

ブリヂストン美術館にてアンフォルメルを堪能してみた

アンフォルメル東京駅から少し歩いたところにある、ブリヂストン美術館は、その名の通り企業系の美術館。特に20世紀美術には強くて、かなりメジャーな作家の作品を収蔵している。そんなブリヂストン美術館で現在開催されている展示が、「アンフォルメルとは…

チリの超絶キーボーディスト Jaime Rosas のソロもまた凄し

ENTRANCEチリにもこんなバンドがいたのかとプログレファンに衝撃を与えた、Entrance は、バカテクぶりと、南米土着な味わいの交わる面白いサウンドを聴かせるバンド。そんな Entrance のバカテクキーボーディスト Jaime Rosas は Entrance 以外にも様々なフ…

ウズベキスタンのバカテクプログレバンド From.uz のライブDVD

From,uzウズベキスタンの凄腕バンド、From.uz。比較的コンスタントにアルバムをリリースをするとともに、その凄腕ぶりのアピールなのだろうか、結構頻繁に映像作品もリリースしている彼らが、2011年の新作ライブDVDとして、Quartus Artifactus という作品を…

東京オペラシティにて、ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー展をみてきた

ホンマタカシ正直言って、ホンマタカシさんという人物を私自身はよく知らなくて、ファッション誌などでも活躍している有名なカメラマンらしい。そんなホンマタカシさんの個展が、ニュー・ドキュメンタリーというタイトルの元、東京はオペラシティアートギャ…

各地で絶賛との噂の Sean Filkins のソロデビューアルバムを聴いた

Sean FilkinsSean Filkins は、Big Big Train の元ボーカリストとして知られる人物。といいながら、私自身は、噂に聞きながらも、Big Big Train のアルバムはまだ聴いたことがないので、そこでの活躍具合がどうだったのかは知らない。そんな、Sean Filkins …

先進的フォーク Fleet Foxes の新作もまた美しく

Fleet FoxesFleet Foxes はアメリカのバンドで、サウンドは完全なフォークなのだけれども、なんというのか、ポストロック的な味付けがあるせいなのか、懐かしさと先鋭さの両方を感じる不思議なサウンドを構築するバンド。そのセルフタイトルなデビューアルバ…

独自の教育を貫くレッジョ・エミリアの幼児教育を紹介する展覧会を鑑賞してみた

ワタリウム美術館青山というか原宿というかに、こぢんまりとしながらも、面白い視点からの展示を行う美術館、ワタリウム美術館がある。そこで、現在行われている展示がとても面白くて、「驚くべき学びの世界展」という展示。この展示は、純粋な美術の展示と…

IFF2011 「未来は資本主義でないだろう」などなどを観た

昨日に続きということで、昨日に続き、イメージフォーラムフェスティバル2011に行ってみた。今回私が観たのは、映像作品三作品で、「未来は資本主義でないだろう」「今日のマルキシズム」「モニュメンツ:レドモンド・エントウィスル 」。 いずれも現代社会…

IFF2011で上映中された「あなたはここにいる」がすばらしすぎる

IFF2011イメージフォーラムが展開している映像の祭典、イメージフォーラムフェスティバル2011。多種多様な映像が紹介されていて、出来ればその多くを体験したいところなのだけれども、時間的制約もあって、私は、ほとんど体験できぬままでした。とはいいつつ…

Battles の新作 Gloss Drop はより自由に摩訶不思議に

Battlesマスロックバンドとでも呼べばいいのだろうか、Battles。すさまじいテクニックと、しかし、それをテクノロジーに混ぜ込んで無機質な世界に変化させた音を作り上げるバンド、Battles。フェスなどで来日公演も行っていて、すでにメジャーな存在といって…

往年のイタリアンロックバンド Latte e Miele 奇跡の来日公演を観た

Latte e Miele70年代のプログレムーブメントが他のムーブメントとは異なっていた一つの要素として他の国へのそのスタイルの拡散具合にあると思う。そして、プログレの大きな花が咲いた国の一つがイタリア。バンコやPFMといったバンドが多く生まれた。そんな…