チリの超絶キーボーディスト Jaime Rosas のソロもまた凄し



ENTRANCE

チリにもこんなバンドがいたのかとプログレファンに衝撃を与えた、Entrance は、バカテクぶりと、南米土着な味わいの交わる面白いサウンドを聴かせるバンド。そんな Entrance のバカテクキーボーディスト Jaime Rosas は Entrance 以外にも様々なフォーマットで作品をリリースしている。そんな Jaime Rosas がソロアルバム Flashback をリリースしたので聴いてみた。


Emerson ばり

で、そのソロアルバム、期待通りに、すばらしくきらびやかなキーボードとともに、ボーカル曲では、チリ語(?)によるボーカルによる味わい深い世界も聴かせてくれるという抜群の出来。
イメージとしては、Keith Emerson に近い印象のシンセサウンドを攻撃力の高いサウンドで、ゴリゴリバキバキと弾き倒している。この攻撃的なキーボードプレイがとてもかっこいい。もちろん、他の楽器も含めてのバンド演奏ではあるのだけれども、インスト曲では、キーボードのための楽曲といってもいいほどに、キーボードが超全面に出てきて弾きまくっている。


全編

ところどころ、ボーカル曲などで、ゆったりとした味わい深い演奏も展開してはいるのだけれども、やはり基本は、攻撃力の高いサウンドによるキーボード弾きまくりサウンド。なので、キーボードプログレファンにはたまらないそれ。なんというのか、こういろいろとひねりを効かせて、そのひねりを解釈することも含めた楽しさを提供するような楽曲じゃなくて、とにかく強烈な印象を残すようにかっこよく弾きまくろうという意図によって展開されているだろうサウンド。なので、四の五の評論するというようなものではなくて、その弾きまくる世界に酔いしれると、そんな作品。


とにかく

というところなので、とにかく、キーボードファン向けの一枚であるとは思う。リリカルなサウンドの楽曲もあったりもするので、結構聴いていて楽しいです。キーボードを弾き倒したサウンドを堪能したければ、是非ともこれは買いだと思います。


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