2005-01-01から1年間の記事一覧

ICC 存続!?

さて、このblogでも5回ほどにわたって、初台にあるオペラシティ内の日本のメディアアートの 拠点とも言うべきICCの閉鎖の可能性について議論してきました。 公式なコメントが出ているわけでもないのですが、 坂本龍一氏のblogによると、ICCの存続は決まって…

Creek Classic 5350SE

我が家に新たなアンプ英国のCreek社製 Classic 5350SEがやってきた。 これがなかなかいい。シンプルな外観に惹かれたところもあっての購入。 そして、かなり音が良い。とくにドラム感がよく、中域から広域へののびがいい。 低域のはりがもう少しほしい気がす…

B.H.レヴィ サルトルの世紀

生誕100周年もあって出版された 新進気鋭哲学者、 ベルナール=アンリ レヴィ の書いた「サルトルの世紀」をやっと読了しました。・概要 内容的には、サルトルの思想がどのように展開されていったのか、 をその矛盾や功罪、天才加減、影響力などを自由奔放に …

Visual Studio 2005 Express Edition

ベータテスト時から無償ダウンロード可能だった、 MSVS ExpressEditionですが、正式リリース後も 無償ダウンロードが可能なようです。 一応一年間無償ダウンロードという形みたいですが。 ちなみに、製品版もあるみたいですが、 製品版であっても、ExpressEd…

Samuel Beckett : Illustrated Lives

劇作家、ノーベル賞作家で2006年に生誕100年を迎える Samuel Beckettに関する写真付き伝記、 Samuel Beckett Illustrated Livesを完読しました。 洋書で、日本語版はたぶん出てないですが、 伝記であることもあって、比較的読みやすいと思います。内容は、先…

ハロルド・ピンター全集

ノーベル賞を受賞した劇作家ハロルド・ピンターの全集が新潮社より刊行された。 全三巻。復刊ということなので、最新の評論だとか作品は載っていないと思う。 これでようやく、ハロルド・ピンターの作品が書店に並ぶわけで、 こんなことを書きながら、あまり…

残雪 「魂の城 カフカ読解」

中国の謎の前衛作家 残雪 によるカフカ論 「魂の城 カフカ読解」が平凡社より発売になりました。 オリジナルは1999年に中国で刊行。残雪 という作家をご存じの方もおそらく少ないでしょう。 私自身もこの作家のことはつい最近に知ったばかりです。 残念なが…

ICC閉鎖?その5

さて、その動向が不明のままタイムリミットが 近づいてきているICCの閉鎖問題。 このところ、ArtIT9号で取り上げられたり、 朝日新聞で取り上げられたりしていますが、 結局のところ、いずれも今後の動向が全くもって 不明のままというのが現状の様子。 学…

Tomas Bodin ”I AM” レビュー

Swedenの誇るシンフォニックプログレッシブロックバンド Flower Kings のキーボーディスト Tomas Bodin のソロアルバム ”I AM”。 かなり前に発売されていたものの、それほどの出来ではないのではと勝手に思いこんでいて 購入してなかったのですが、なんとな…

IB EXPO 2005

Swedenの前衛ロックバンド Isildurs Bane が主催する IB EXPO 2005 が12月16日おそらくSwedenにて開催される。 Swedenだから、はるばる見に行くわけにも行かないが、 内容はかなり興味深いもの。 このイベントに参加するプレイヤーは Mick Karn, Jerry Marot…

安部公房全集 その2

少しずつ書店から消え始めて、すこしずつ古本屋へと購入可能範囲が 移行しつつある安部公房全集ですが、 刊行開始された1997年以来、10年近い歳月をかけて、 遂に最後の29巻にまで、到達しました。もう少し、読むともう終わってしまうのだと思うと、この10年…

ICC アート&テクノロジーの過去と未来展

さて、2005年の初夏頃に閉鎖になるかと騒がれていたICCですが、 さて、その後この閉鎖の噂がどうなったのか不明のまま、 月日が過ぎてとりあえず現在はアート&テクノロジーの過去と未来と題された 展覧会が開催されています。 ただし、この次の予定は今のと…

シュテファン・バルケンホール 木の彫刻とレリーフ展 at 東京オペラシティ

何となくいろいろとあって。 さらには、様々な多忙におそわれて。 気づくと日々が過ぎ去って、そして、 とても冷たい風が部屋の中に忍び混み始めて。日本におけるドイツ年このblogでは第3弾ということで、 東京オペラシティアートギャラリーで開催中の シュ…

ドイツ写真の現在 ― かわりゆく「現実」と向かいあうために 東京国立近代美術館

東京国立近代美術館にて、2005/10/25〜12/18まで 開催中の「ドイツ写真の現代」展行ってきました。 こちらは、先日紹介の記事シグマー・ポルケ展などと同様 日本におけるドイツ年の企画の一環でもある。これが、またすばらしく刺激的な作品が多く展示されて…

Marillion video

英国の渋さの極みロックバンド Marillion。 ここ数年、ネット経由でファンとのコラボレーションを 積極展開している彼らですが、 今回は新たな企画として、 ビデオをファンから集めてそれを元に、ビデオ作品を作る ということを始めています。 詳細は、彼ら…

Neal Morse "?"

プログレッシブ・ロック界の中心人物 Neal Morseの新作が11月1日に発売予定。 タイトルは”?”。コンセプトアルバムの様子。 なかなか深い精神世界へと潜り込む作品の模様。 楽しみ。Neal Morse - Official Site Neal Morse Neal Morse (AMAZON)

シグマー・ポルケ展 at 上野の森美術館 鑑賞記

体調優れぬまま、書き込みすら出来ずにでしたが、 その体調を引きずりながら、 2005年10/1〜10/30まで上野の森美術館開催中の シグマー・ポルケ美術展に行ってきました。ドイツの作家で、写真と絵画の融合というのか重ね書きにを、 キャンパスではなく、布地…

ICC閉鎖?その4

さて、ICC閉鎖問題が一体いまどうなっているのか、 私の情報網では今ひとつ現状がわからないところですが、 勝手にICC閉鎖問題を題材に少し議論をします。結局前回までにいろいろと書いた内容から考えると 活動には資金が必要でその資金を一体どこから入手す…

CCCP研究所 at GGG

銀座のDNPギャラリーで2005/10/5〜10/29で CCCP研究所=ドクター・ペッシェ&マドモアゼル・ローズ展 が開催中です。とりあえずいってみたのですが、 久しぶりに脳みそが混乱する体験で、面白かったです。 人体と植物なりが様々にコンピュータグラフィックに…

「アワー ミュージック」 ゴダール

ゴダール監督の新作 「アワー ミュージック」が 有楽町 シャンテシネで10月15日より公開。 早速見て参りましたが、これは久々にすごい映画です。 タイプは違いますが、受けた衝撃のレベルという意味では、 「散歩する惑星」以来の衝撃的なすごい作品。 ネタ…

ハロルド・ピンター ノーベル賞

なんと、寝耳に水というか、「ダム ウェイター」などで知られる劇作家ハロルド・ピンター氏が 今年のノーベル文学賞に決まった。 当初、幾人かの詩人が候補に挙がっていたようだが、選考員の辞任やらなにやら ごたごたの末に、ハロルド・ピンター氏に決まっ…

横浜トリエンナーレ 鑑賞記

現在横浜山下公園の少し先の埠頭で開催中の横浜トリエンナーレ 行ってきました。 で、感想ですが、意外にこぢんまりとしたというのか、隅でひっそり開催という印象でした。 勝手な思いこみでは、トリエンナーレと銘打ってやるのだから、 街を巻き込むぐらい…

パキスタン地震

2005年10月8日、パキスタンで地震が発生し、多くの死傷者が出ている模様。 M7.6震源深さ10km。阪神淡路大震災でM7.2震源深さ16kmなので、 それ以上の振動が震源地域をおそったことになる。 計り知れない被害が出ている。 こういう光景を見ていると悲しくなる…

ガルシア・マルケス 「百年の孤独」 舞台化

最近、ガルシア・マルケスというブランドがはやっているらしく、 作家 ガルシア・マルケス好きとしては、 検索に目的外のものがいっぱい引っかかって悲しい気分です。 それはさておき、このガルシア・マルケスの「百年の孤独」が舞台化される。 演出家:小池…

i-deck - iPod Music System

iPod NANO の発売でますます勢いづくiPodですが、 iPodシリーズのみならず、その周辺アクセサリーの充実度にも 目を見張るものがあるところが、このいPodのすごいところ。 で、最近特に、iPod専用スピーカーなるものが数を多く 出始めていますが、その中でも…

「アート&テクノロジーの過去と未来」展 at ICC

ここでも取り上げましたが、閉鎖の噂が充満している東京オペラシティの ICCですが、 次回の展示が決まったようで、ホームページもようやくアップデータされました。 「アート&テクノロジーの過去と未来」展 2005/10/21-2005/12/25 デジタルテクノロジーでは…

SOLARIS NOAB

主に、80、90年代のプログレ低迷期に燦然とした輝きを放った ハンガリーのバンドSOLARIS。 現在は残念ながら活動休止状態。 このSOLARISのOfficial Bootlegシリーズの第2弾が発売。 第1弾以降全然でないので企画倒れかと思いきやの発売。 しかし、よく見ると…

DTB Synchestra

天才的変態ギタリストDevin Townsend率いるDevin Townsend Bandの新作が 現在レコーディング中で、来年初頭にもリリース予定らしい。 タイトルはSynchestra。 2003年のAccelerated Evolution以来の作品となる。 ポップ感あふれるメタルプログレにギターが縦…

生の芸術 アール・ブリュット at House of Shiseido

東京銀座にある House of Shiseidoにて、 9/27〜11/27まで「生の芸術 アール・ブリュット」展が開催されます。 この アール・ブリュット という言葉は、デュビュッフェが名付けたアウトサイダーアートの別称 というと若干ずれがあるかもしれませんが、ようは…

ガルシア・マルケス Memories Of My Melancholy Whores

ガルシア・マルケス新作? なのでしょうか?この一つ前の記事でふれたサイトによると、 Memoria de mis putas tristesと題された作品が2004年に スペイン語で発刊されていて、これが英語に訳されたものが Memories of My Melancholy Whores と題されて、 200…