残雪 「魂の城 カフカ読解」

中国の謎の前衛作家 残雪 によるカフカ
「魂の城 カフカ読解」が平凡社より発売になりました。
オリジナルは1999年に中国で刊行。

残雪 という作家をご存じの方もおそらく少ないでしょう。
私自身もこの作家のことはつい最近に知ったばかりです。
残念ながら、現在日本版はおそらく全て廃盤状態で、
古本屋で見つける以外に入手方法はなし。
最近はネットで古本検索が出来るので、
古本検索すれば比較的見つかるとは思います。
私自身も古本を買いましたが、まだ読んでいる途中です。
作風は、いわゆる物語の形態を逸脱していて、しかも、その内容が
突飛なところもあり、なのえすが、前衛という表現はまた少しあわないというなんとも
表現のしにくい作風。中国だと莫言も変わった作風ですが、それともまた違う趣。
その意味では、
カフカ論を書くと言うことはあまりにも自然な流れてとも捉えることが出来ます。
とりあえず、今読んでいる残雪の本をやっつけてから、
このカフカ論も読んでみたいと思います。

いや、しかし、このごろカフカ論がやたら出版されるようになってきている。

カフカ(AMAZON)