2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

Pink Floyd :PULSE (LIVE DVD)

1.漸く 長らく、そのDVDでの発売が噂されながらどころか、何度か実際に発売予告がされながら何故かなかなか発売されなかった、Pink Floyd のライブDVD PULSEですが、とりあえずUSA盤は発売になりました。基本的には、リージョンフリーのNTSCなので、輸入盤で…

サミュエル・ベケット:エンドゲーム、幸せな日々

1.生誕百年 さて、生誕百年のサミュエル・ベケットですが、海外では様々なイベントがありながら、日本ではなかなか開催されないのかなと思っていたところ、年の後半にかけていろいろと開催される。 2.演劇二つ 関東圏ですが、演劇が二つ。 まずは、横浜ラン…

森美術館:Africa Rimix

1.はじめに さて、六本木ヒルズの美術館も、森美術館にて開催中(〜2006/08/31)のAfrica Rimix を訪れる。 アフリカ出身の多数の現代美術作家の作品を一同に会した展示。 2.多様性 森美術館はかなり床面積が広くて、疲れ果てるぐらいに十分に楽しむことが出…

muse:Black Holes and Revelations

1.はじめに そんなわけで近頃個人的に注目している、プログレ的要素を持つメジャーバンドのひとつ、muse。もはや、十分すぎるほど一般的にも人気が高いが、その新作を取り上げてみる。 2.多様性 そもそも、プログレ的って何かというと、様々なジャンルがごっ…

Gentle Giant : GG @ the GG

1.伝説 マイナーでありながらも驚異的なテクニックと個性を放ったバンドは特に70年代のプログレ界には多く存在するが、その中でも群を抜いて重要な存在がこのGentle Giant。変拍子と対位法が混ざり合いながらどんどんとテーマが変わりながら進行するとても複…

生誕100年記念 吉原治良展:東京国立近代美術館

1.概要 美術グループ”具体”で有名な吉原治良の生誕100年記念展が2006/7/30まで東京国立近代美術館にて開催中。 2.全貌 吉原治郎というと、あのでかい画面いっぱいに描かれた”丸”の絵を思い起こさずにいられず、一方で、それ以外のタイプの絵の印象が無いとい…

アンドレ・ブルトン:ナジャ

1.作品 シュールリアリズム運動の中心人物として有名な芸術家アンドレ・ブルトンによる著作「ナジャ」。彼と交友を持っていた女性ナジャとの生活を中心に描かれた作品。 2.印象 アンドレ・ブルトンの著作と言うことで、実は自動記述的な作品なのかと思ってい…

Syd Barrett 死去

あの、Pink Floydの伝説的創立メンバーSyd Barrettが亡くなった。60歳。 このところ、悲報続きの第一期プログレ人脈ですが、ついに・・・。 ほぼ、伝説となっている人物ではありますが、 一方で象徴的な人物でもあり。Shine on you Crazy Diamond!http://uk.…

ICC:オープンサロン

1.緊急開催 さて、2006/07/08に急遽開催されたICCオープンサロンは、未踏ソフトウェアにて開発中のソフトウェアでかつそれを利用した作品がICCに展示されている「Monalisa」と「phonethica」の開発者および北野宏明氏、茂木健一郎氏での対談。 2.ネット 今回…

Secret Machines:Ten Silver Drops

1.新たな使者 米国のバンド Secret Mahines。ギター、ベース、ドラムが基本のシンプルなスリーピースバンドで、ギターとベースがCurtis兄弟。2作目の作品がTen Silver Drops。どこかのコピーにプログレ的なバンドという言葉を見つけて、思わず聴くことにする…

マシュー・バーニー:クレマスター・フィルム・サイクル

1.はじめに 朝、遅すぎ起床、まだ間に合うものの。 マシュー・バーニーのクレマスターシリーズ全作一気に大公開。完売。比較的若い客層。中心となるもっとも最近でかつもっとも長い作品Cremaster3だけは、1週間にわたっての公開だが、1,2,4,5を含む公開は、…

A Triggering Myth:The Remedy of Abstraction

1.バンド アメリカのバンドで二人の中心人物をベースにゲストを含めたバンド。プログレ系バンドには兼業ミュージシャンが多いが、彼らもそう。メンバーの一人の体調もありライブはなく、アルバムリリースオンリーのバンド。 今回の作品で6作目ぐらいだと思う…

アート戦略都市 EU・日本のクリエイティブシティ

1.お礼もこめながら 気づけば、もう一ヶ月以上前のこの記事によって、国際交流基金様より、この本「アート戦略都市 EU・日本のクリエイティブシティ」をいただいたのでした。実は、来てからすぐに読み終わってはいたのですが、「ART2.0・・・」シリーズの続…

White:White

1.概要 プログレッシブロックの祖YESのドラマーAlan WhiteのソロプロジェクトでGeff Downsも参加しているバンドWhiteのデビューアルバムをようやくにして聴く。ソロという観点で捉えるとRamshackled以来の30数年ぶりの作品ということになる。 2.雰囲気 全体…

ICC:第四回「オープン・ソサエティ」

1.疲労 あまりにも様々な出来事がバラバラと降りしきる雨のように降ってきて、そしてThings Undoneの水たまりがどんどんと拡大する今日この頃。「Art2.0・・・」もなかなかアップできずどころか、ブログ頻度自体が低下中という状態。それに加えてというかそ…