Secret Machines:Ten Silver Drops

1.新たな使者
米国のバンド Secret Mahines。ギター、ベース、ドラムが基本のシンプルなスリーピースバンドで、ギターとベースがCurtis兄弟。2作目の作品がTen Silver Drops。どこかのコピーにプログレ的なバンドという言葉を見つけて、思わず聴くことにする。


2.プログレはかっこいい!?
ということはおそらく70年代前半ぐらいだけの出来事、もしくは、そのときでさえ無かったことだと思うのだが、最近のバンドは意外とプログレ的という呼び名がつけられる場合が多い。しかも、思った以上に若い世代にプログレという言葉が浸透している(あくまで思った以上にというレベルだが)。たぶんRadio Headあたり以降からだと思うが、時々プログレという言葉が音楽通的だとか凝りに凝った音楽という意味として使用されて、肯定的な宣伝文句として使われる場合が見られるような気がする。以前にも言及したが、確かに、近頃、多い、プログレ的バンド。Museなんかもそうだと思う。ただ、アンダーグラウンドにはびこるプログレバンドとはちがい、確かに普通のバンドよりは凝っているしひねっているが、プログレを聞き慣れた耳にはそこそこにしか聞こえない場合もある。


3.さて、このバンドは
Secret Machinesは、いいバンドだ。それほどプログレ的とは思わないが、プログレという言葉が当てはまるとしたら、デビュー当初のシドバレットがいたPink Floydのイメージに近いという意味でのプログレ感だろう。サイケ感がかなりのった少しトリップがかったポップス。なので、バカテク変拍子系バンドではない。


4.アイドル的?
彼らのサイトに行くといくつかビデオがあるのだが(そして最近のバンドの例に漏れずMyspaceも持っている。)、そのサイトのライブ映像などを見るとアイドル系バンドにさえ思う。そういう意味でも初期Pink Floydとの共通性は感じる。このアルバムでは、”I Hate Pretending”などが特にそのような雰囲気を強く感じさせる楽曲である。
そんなこともあり、全体的には軽く口ずさみたくなるような楽曲がしめていて、難解さは全くない、ドラム使いとエフェクト的に使うギター、キーボード音がスペイシーな感触を増大させていていい。捨て曲もなくいいアルバムだ。


5.サマソニ
そして、このアルバムは日本盤は7/26に出る。そして、さらにSummer Sonicへの出演も決定している。しかし、改めて今年(2006)のサマソニのメンツはすごい。

関連リンク:
SECRET MACHINES Myspace
SECRET MACHINES Official Site
Summer SOnic 2006
関連サーチ:
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Ten Silver Drops
発売元 : Reprise
発売日 : 2006-04-25 (1CD)
売上ランク : 5855 位 (AMAZON.co.jp)
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