横浜トリエンナーレ 鑑賞記

現在横浜山下公園の少し先の埠頭で開催中の横浜トリエンナーレ
行ってきました。
で、感想ですが、意外にこぢんまりとしたというのか、隅でひっそり開催という印象でした。
勝手な思いこみでは、トリエンナーレと銘打ってやるのだから、
街を巻き込むぐらいの勢いがあるのかと思ったのですが、
どちらかというとトリエンナーレ会場前でやっていた世界屋台博覧会(正式名称不明)
のほうが、盛り上がっていて、こちらの方はやや印象薄。
入場料を取るというシステムである以上やむを得ないのかもしれないですが、
隔離しすぎてはいないか。(しかも、入場料が高い・・・)
会場内の印象、良くも悪くもアートサーカス。
私自身こういった大規模なイベントは初なので他との比較が出来ないですが、
ある意味では、文化祭のグレードアップ版という感覚もあり。
広い倉庫を様々に区切っての展示は、芸術の変な格式張ったものから
遠く離れていてそれはそれでいいし、猥雑感や薄暗さもいい効果になっていると感じた。
各々の作品の詳細はネタバレを避けてはぶきますが、個人的趣味からいえば、
面白いものも面白くないものも種々雑多。3作家の作品が抜群に良かった。
いずれにせよ、アートサーカスとのテーマの通りで、結構普通に楽しめるが、
一方で衝撃的なほどの振動がやってくるものは無かった。
あと、至る所に椅子が置いてあって休憩は存分にとれるところはいい。
少々高いけれど、先述のような文化祭のグレードアップ版を楽しむ
というスタンスで行けば楽しめると思う。

YOKOHAMA2005 横浜トリエンナーレ2005.