川俣正の通路
東京都現代美術館
昨日に引き続き、東京都現代美術館の展示から。「解きほぐすとき」と同時開催されているのが、川俣正氏の展示、通路。肩書き的には、同表現されるべきなのか、難しい人物なのだけれども、建築家でありイベンターというかプロデューサーであり、造形作家であり・・・。少し前の横浜トリエンナーレのディレクターでもあった。
迷路
各地に、桟橋だとか、通路とかをベニヤ板で構築するプロジェクトを手がけている川俣氏なのだけれども、今回は、そのベニヤ板によって構築された壁を並べることで、展示スペースを通路に変貌させるという展示が行われている。そう、そこに、何か作品を展示するのではなくて、スペース自体を、展示に変えるという感じ。至る所に
で、ただし、ただ、板を並べるだけではなくて、そのいくつかのパートには、作業スペースがしつらえてあって、いくつかのプロジェクトが、ラボとして、運営されていて、その場所で、実際に作業している場合もある。何というのだろうか、擬似的な街というか、社会というか、そんな印象。いや、擬似的というか模倣というか、ままごと的(決して揶揄しようとして使っている言葉ではありません)というか。本来なら、非日常空間を作り上げる美術館を、日常空間的にしながらも、どこか架空性があるというのが、ひねった後に、もう一度ひねったというところか。
あまりにも
ただ、あまりにも、ひねりが効き過ぎている展示なので、なかなか、一般の人には理解されにくいかもしれない。だから、誰にこの展示を進めるべきなのかにとても迷ってしまう。関連リンク:
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