ターナー賞の歩みを六本木森美術館にて



ターナー

現在開催中で、2008年7月13日まで六本木森美術館にて開催されているターナー賞の歩み展に行ってみた。
ターナー賞は、英国を代表する美術賞のひとつ。そんなターナー賞の受賞者の作品を紹介すると共に、その歴史的変遷から現代美術の動静を紹介しようと言う感じの展示。


受賞者の歴史

受賞者の歴史はこちらを参照いただけるとわかりやすいと思う。
なかでも、デミアン・ハーストだとか、ウォルフガング・ティルマンスなんかは、一般にも知れ渡る現代美術の代表的作家。特に、デミアン・ハーストの作品は、当時も衝撃的で物議を醸したようだけれども、今見てもやはりかなり衝撃的な作品。


変化球

で、全体的に見て感じるのは、異なる感性を投げかける作品が多いと言うこと。もともと、美術は、そして、現代美術では特に、日常的な感覚を少しずらすことで、そこに見えてくる新たな感覚を刺激したり提示してみせたりするというところが強いとは思うのだけれども、このターナー賞を受賞している作品というのは、特にその要素が強いと言うように感じた。
で、その提示の仕方も、コンセプチュアルに提示すると言うよりは、一瞬の衝撃や違和感によって提示するという印象が強かった。
この辺の思想は、ある意味一貫しているのではと思う。
なので、そういった刺激を求めるのであれば、この展示はとても興味深い体験になると思う。


サスキア・オルドウォーバース

ターナー賞の展示が終了すると、その先でやっているのが、MAMProjects として、森美術館が紹介するアーティストシリーズで、今回は、サスキア・オルドウォーバース。
この作品がまたスゴイ。基本的には映像作品で、今回は2作品の展示だけれども、いずれも水中を漂うような作品で未来都市を思わせる造形の映像。だけれども、これがCGではなくて、実写らしい。5分ぐらいの作品でとても印象的で小さな悲劇を描いたような、だけれども、掴みきれないストーリーがくっついている。
これ、結構いいです。ちょっと、Toolの映像作品にも近い印象があるし。


スカイデッキ

で、何度か、六本木森美術館に行っていた割には、気づいていなかったのですが、今は、スカイデッキと名付けられた屋上に出る事ができるのですね。森美術館の横っちょからエレベータに乗って、そして、屋上へ。東京タワーを見下ろすってのはなかなかな感じです。


関連リンク:
MORI ART MUSEUM
SEUNZE.com -> http://www.mori.art.museum/con... -> 登録情報
dLINKbRING.Art.六本木森美術館
dLINKbRING.Labo.dicmulsearch.ターナー賞
SEUNZE.com -> http://www.mori.art.museum/con... -> 登録情報
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関連サーチ:
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英国美術の現在史―ターナー賞の歩み
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