六本木で人体とアート



森美術館

六本木ヒルズ森美術館で、現在開催されている展示は、医学と芸術展と題された展示で、2010年2月28日まで開催。ということで、クリスマスで浮かれた雰囲気の中へ行ってみた。


古今東西

この展示は、タイトルにあるようなそれで、個展でもなかれば、地域や美術の系統に従って集められた展示などとは違って、医学にまつわる物品であるとかそれにまつわる芸術作品が集められた展示。
ということもあって、今回展示されている作品は、古今東西様々な時と場所から集められていて、かつ、芸術のみならず技術にも言及したそれ。
で、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品から、HONDAの歩行補助器具から、デミアン・ハーストの作品から、円山応挙の作品から、人体のスライスから貞操帯から、様々なものが展示されている。


どちらかというと

そんな展示であるが故なのだけれども、結構普通に楽しめる展示というか、普通の人が普通に興味を持って鑑賞出来る展示。森美術館で行われている展示は、その場所柄にあわず、結構濃い現代美術の展示が多いけれども、それとは全く違うそれ。
逆にそのためもあって、美術を鑑賞しようとする感覚からすると、今ひとつ面白みは無い。


人体

というところで、むしろ人体の不思議展を見るに近い感覚で人体を楽しもうというところかもしれない。人体に対する技術と芸術の二つの切り口を用意することで、人体に対して、そして、その派生的な展開として、生きていることや死について人がどのように接してきたかを考察することが出来る、というのが、この展示の目的のような気もするのだけれども、まぁ、そんなにいろいろなことが考察出来るような展示ではない。


興味深さ

なんとも、展示量が膨大すぎることもあってだったりもするので、考察するというよりも、種々雑多の”もの”が興味深いというところの方が強い。
なので、ちょっとしたお出かけには丁度いい展示。


MAMプロジェクト

これと同時に開催されているのがMAMプロジェクトは”テレルヴォ・カルレイネン、オリヴァー・コフタ=カルレイネン”による世界中の都市で不平不満を壮大にコーラスで歌うというプロジェクト。
個人的には、これ、どうでもいい展示。地域ごとの不満の内容の差異を感じることができて面白いというみかたも出来るけれども、それで、一体何が変わるのだろうか?不公平な世の中を批判しているのか、それとも、不平不満しか言えない人々の方を批判しているのか?
YUOTUBEでかるくアップするにはいい作品だけれども、美術館で展示するほどの作品ではないというのが個人的な感想。




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