オランダのアート&デザイン新言語という展示が結構素敵でした



東京都現代美術館

さて、先日のエントリーでは、トランスフォーメーション展について話題にしましたが、その同じ東京都現代美術館にて、同じ期間で展示しているのが、オランダのアート&デザイン新言語という展示。1F〜3FおよびB1Fの中央吹き抜けが、トランスフォーメーション展で、B1Fの残りでこのオランダのアート&デザイン新言語という展示が行われていた。
ということで、ある意味では、ついでにという感覚でみてみた。


オランダ

私自身は、デザインには全く詳しくないのだけれども、展覧会概要によると、オランダのデザインは大量消費社会的デザインとは対極にあるような新しいデザイン価値を提示してきているという。
そんなオランダのデザインという切り口からのアートについての展示がこの展示。


面白い家具

とにかく、楽しい展示。特に面白いと感じたのは、マーティン・バースの作品。一般的な、椅子や時計などの家具なのだけれども、これが、単純な直線で構成されているのではなくて、ちょっとユーモラスを感じるような曲がりであったり凹凸を持つデザイン。めちゃくちゃでかい部屋に住んでいたら、こんな家具を置くと楽しいだろうなって思うようなそんな作品。


体験型

あとは、体験型展示もあって、二者択一のドアを選択しながら順番に進むと、最後には性格診断結果がわかるというような展示だとか、積まれたテーブルを登っていったり、煉瓦を模した小さなブロックを積むとか。


意外と

意外とといっては失礼なのだけれども、結構面白かった。なんというのか、トランスフォーメーション展は、日常とは少し距離をとって日常とは異なる感覚を感じることの出来る展示だが、こちらは、むしろ日常の延長線上にありながらも、日常に違う視点を与えてくれるようなそんな展示。


常設展

それから、さらについでに、常設展も見てみた。ここはしょっちゅういってるので、常設展も見飽きそうなのだけれども、東京都現代美術館は、常設展も凝っている。
今の常設展の目玉の一つは、ピピロッティ・リストの映像作品。それから、かつてあったアンデパンダン展の時代の作品を集めた展示。読売アンデパンダン展は1949年から1963年まで行われていた美術展で、無審査ということもあって、破壊的な芸術家の多くが生まれていった。
現代からすると、芸術は様々な形態に進み、破壊的なものも、むしろ古典にさえ思えることもあるのだけれども、おそらく当時はかなり衝撃的だったのだろう。そんな、衝撃を再評価・再認識するような展示。破壊しながら物事は進む。
それから、もう一つ、山川冬樹という作家の作品。これが結構面白かった。なんと表現していいのかわからないし、映像を主体とした作品で、そのすべてを鑑賞したわけでもないのだけれども、なんとも言えない郷愁のようなものを感じる作品だった。


芸術の

もう、秋から冬へとですが、ちょっとした違う視点を芸術によってえることで、いつもとは異なるほっこりとした気分を味わってみてはいかがでしょうか。


関連リンク:
東京都現代美術館|MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO
BAAS
TOMOKO TAKE
Ted Noten
thuis bij EGBG
dLINKbRING.Labo.dicmulsearch.読売アンデパンダン展
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