2011年に訪れた展覧会を自分のブログから振り返る



美術

さてさて、2011年を振り返るの今回は美術です。2011年に訪れた美術展は、20件。目標通りの件数の展示を見ることが出来ました。
2011年に訪れる美術展数

次点

その美術展の展示ですが、残念ながら、ベストと言いたくなるような強く印象に残った展示というのは、なかったです。ということで、いきなり次点からの紹介。その代わり次点を二つあげてみます。一つは、東京都現代美術館で行われた「MOTアニュアル2011」(ブログはこちら)。「Nearest Faraway|世界の深さのはかり方」という副題のついた展示ですが、むしろ、はかりきれない世界をはかり方によって表現したいえるような作品が多く、それぞれの作品以上に、それらをまとめたキュレーションにすばらしさを感じた展示でした。もうひとつは、ワタリウム美術館で行われた「驚くべき学びの世界展」(ブログはこちら)というイタリアのレッジョ・エミリアという街において行われている独自の幼児教育の内容を紹介する展示。アートの自由度を幼児教育に生かすという試みを行っている街のその様子を展示していて、とても興味深かった。


驚くべき学びの世界〜レッジョ・エミリアの幼児教育〜
発売元 : ACCESS
発売日 : 2011-03-28 (単行本)
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建築系

相変わらず、建築系の展示がここ最近のトレンドで、2011年も多く行われた。しかし、どうしても、建築にはむしろ支配者のための作品という印象が強く、バブル的な印象しかしない展示など、元来建築物が好きな私でさえも、しっくりする展示は少なかった。そのなかで、最もしっくりきたのは、東京都現代美術館で行われた「建築、アートがつくりだす新しい環境―これからの“感じ”」という展示(ブログはこちら)。この、「これからの感じ」というタイトルが妙を得ていて、圧倒的な支配的印象から多くの人のものという印象へと変換させていた。


脳の活性化

強く印象を受ける展示は少なかったモノの、それなりに感じる展示も多かった。というよりも、普段感じる価値観とはことなる価値観を美術館で浴び、そして、それについて考察することで、脳を活性化することができるということが多かった。その意味では、むしろ、圧倒的な印象を受けるためと言うよりは、脳の活性化のために日常的に美術展示を訪れることの意味は強く感じた1年でした。


2012年

ということなので、2012年ももっと積極的に美術展を訪れて脳をどんどんと活性化させていきたいと思います。