六本木森美術館にてUBSコレクション

UBS

金融会社UBSのアートコレクションからの展示が、六本木美術館にて開催中で、2008年4月6日まで。

現代美術を俯瞰

コレクションなだけあって、あるテーマに沿ったというよりも、20世紀以降の現代美術を満遍なく展示しているという印象。なので、有名どころは、かなり押さえられている。なので、現代美術の入門には適切な展示だと思う。

展示

展示は、3つのテーマに分かれていているのだけれども、特にそのテーマに深い意味は感じなかった。というか、展示自体もこだわりをみせているというか、ここのところよく見られるパターンの展示で、あえて奇を衒うと言うよりも、バランスのとれたコレクションをバランス良く展示しているという印象。
最初は、ポートレイトを中心とした人物に焦点を当てた展示、その後、写真を多く含む展示で、建築・都市空間からランドスケープ・自然に焦点を当てた展示。特に、最近は写真の展示が多くなってきていて、一方で、純粋な絵画の展示は減りつつある気がするのだけれども、ここでもその傾向を踏んでいる。