2013年を自分のブログから振り返る 美術編



美術編


ということで、2013年を振り返る。今宵は美術編。昨年は、意外とあんまり美術展に訪れることができなくて、8展示しか行けなかった。
特に、渋めの展示に訪れることが出来なかったのは、興味を持つものがなかったり、タイミングが合わなかったりというような感じだったかな。


ベスト

そんななか、比較的大規模な展示はあたりな感じの1年で、なかでも最も良かった展示は、私の大好きなアーティストの一人、ドイツの写真家アンドレアス・グルスキーの展示(ブログはこちら)。
独特の処理を施されたリアリズムを超えたリアリズムの世界は、その反復の美しさを感じさせつつも、その幾何学的で無機質にも思える世界の中に、しっかりと刻まれた個人であったり、汚れであったりという要素がインパクトを感じさせてくれる展示でした。


Andreas Gursky
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次点

次点は、ストリート系アーティストJRの個展「世界は美術で変わっていく」(ブログはこちら)。
今や、Banksy をはじめとして、ストリートアーティストが一つの主流をなす助教ではありますが、JRもその一人で、普段は注目を浴びない人々に視線を向けるような作品が面白く、全体主義から個人主義へと進んでいる人類社会構造の進化の行く先である個人をピックアップする作品は、人々の持つ力を感じさせてくるものでした。


そのほか

そのほかには、フランシス・ベーコンの展示(ブログはこちら)が面白かった。二十世紀を代表する画家の一人であると思うけれども、その身体性を強く感じさせる展示が興味深い展示でした。


悪くない

ということで、2013年は、あまり新たな発見は無かったのですが、しかし、重鎮をはじめとして比較的安定した作品を多く楽しめた一年でした。