2013年を自分のブログから振り返る 音楽編
音楽編
ということで、2013年を振り返るシリーズの最終回は、音楽編。
昨年は、CDやDVDといったメディア類を合計で92枚購入した。そんだけ大量なおかげで、良かったものを選んでいくのが難しいのだけれども、トライしていきます。
ベスト
2013年のベストアルバムに上げたいのは、Steven Wilson の Raven That Refused to Sing (ブログはこちら)。Steven Wilson の表現力に加えてそのバックを支える演奏陣容のすごさによって、あまりにも完成度の高い世界が描ききられておりました。次点
次点あたりでかなり難しくなってくるのだけれども、ここに上げたいのは、The Opium Cartel の Ardor (ブログはこちら)。ポストロックな雰囲気と北欧の暗鬱感が見事に相まっていて、つかみ所のない美しさが際立った作品でした。
ポップ系
ここからは、少しジャンルをかけながらというところで、まずは、ポップロックな良さという側面からいくと、Biffy Crylo の Opposites (ブログはこちら)。シンプルに乗れる楽曲ながら、転調や変拍子の面白さがあり、さらにバラッドの美しさやノリのいい楽しさなどバラエティーにも富んでいるという誰にでも紹介したくなるようなすばらしいアルバムでした。
チェンバー系
チェンバー系のアルバムは、相変わらず AltRock の充実度が半端無い一年で、その中でも、秀逸だったのが October Equus の Permafrost (ブログはこちら)。硬派でストイックなサウンドが産み出す静謐な世界は、緊張感みなぎるサウンドで見事に描ききられておりました。
発売元 : JFK
発売日 : 2013-07-01 (1CD)
¥ 3,110 一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。
テクニカル系
テクニカルにぐいぐいと来る作品の中では、 Levin Minnemann Rudess の LMR (ブログはこちら)。プログレ界に燦然と輝く凄腕3人が集まった馬鹿テク祭りアルバムですが、彼らの凄いのは、テクニックのみを強調するのではなくて、メロディーとしても楽しめる作品として仕上がっているところ。深く楽しめるテクニカルアルバムでした。
ライブ映像
ライブ系の作品でも、いい作品が多かったのですが、Devin Townsend Project の Retinal Circus が面白かった(ブログはこちら)。趣向を凝らしすぎた演劇系というのか文字通りサーカスなのかという舞台において、Ziltoid の物語を過去の作品を演奏しながら、描いてくライブ映像は、ライブ演奏の楽しさ以上の楽しさを味合わせてくれた作品でした。発売元 : Imports
発売日 : 2013-10-08 (1Blu-ray)
売上ランク : 26981 位 (AMAZON.co.jp)
¥ 3,018 一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。
リマスター系
最近は、ただのデジタルリマスターだけではなくて、多チャンネル化とハイレゾ化されて生まれ変わった作品がリリースされてきていますが、その中でも秀逸だったのは、YES の Close to the Edge のリマスター(ブログはこちら)。とにかく音が鮮明になって、細かい音まで聴き取れる上に、多チャンネル化でいろいろな聞こえ方をするようになったアンサンブルに、新たな感動を感じることが出来た作品でした。
ニューカマー
最後にニューカマー。今年は、ぴっかぴかの新人バンドでは凄いと思ったバンドは無かったのですが、実力者による新たなバンドとして、YUGEN 人脈の絡んだ、 Not a Good Sign のセルフタイトルアルバムはすばらしかった(ブログはこちら)。YUGEN系のチェンバーロックベースでありながら、より王道プログレ的なサウンドスタイルを持たせたサウンドがなじみやすいチェンバーロックのスタイルを新たに提示してくれた。
すばらしかった
ということで、むしろ最近は完全な安定飛行に移行しているプログレ界で、年始からNHK-FMで四夜連続でプログレ番組が放送されるという状況のなか、リリースされるアルバムも多種多様な面白さに包まれている。とうことで、ここで紹介したアルバム以外にもすばらしい作品はいくつもあった状況。2014年も楽しみな一年になりそうです。