そして、東京都現代美術館で屋上庭園



続き

昨日に引き続き、東京都現代美術館の展示についてで、”屋上庭園”のほうの展示。


歴史

こちらの展示は、庭園をテーマに大正時代あたりの作品から現代の作品まで、10のテーマを下に展示している。前半は写実的な作品を中心にした展示。そこから、シュールレアリスムを経て、アンリ・マティスを経て、映像作品とそして、内海聖史氏の作品から、小さな彫刻へ。
私の個人の趣味もあって、前半戦の写実的な作品はどうにも苦手で、ふーんという感じでパス。だんだんと興味が湧いてきて、ブノア・ブロザワの映像作品。デッサンを立体化してアニメーション化した作品で、デッサンであるが故に、全体が紙の白と境界線の黒のみの世界。描き出すのは、よくある街。なので、強い刺激の作品ではなくて、とても静かな展示。展示場所も、靴を脱いでクッションに座りながら眺めることが出来るようになっているので、とても不思議なふわふわとした時間を味わうことが出来る。やっぱり、どうもこういうだるさのある作品が、私個人的にはかなりすき。
で、その次が、資生堂ギャラリーなどでも展示があった、内海聖史の作品。巨大な作品一点と、小さな作品の連作。これまた、なんともすき。ちなみに、一年ほどまえにあった、資生堂ギャラリーの展示の感想は、”内海聖史(shiseido art egg):資生堂ギャラリー - Rogi073.Diary”です。


不思議な組み合わせ

とても面白い切り方で絵画の変遷を展示していて、こういう手もあるのかと言う印象。全くことなるタイプの作品が同じ展示の中で扱われているというのも、いいことだと思う。正直言って、前半戦の作品は好みではないけれども、それはそれでなかなかいい展示であるという気もする。


関連リンク:
dLINKbRING.Art.東京都現代美術館
東京都現代美術館:MOT 屋上庭園
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