Mars Volta の Omar のソロは、またまたすごい



来日公演に向けて

さて、来月2008年6月13日の金曜日の Mars Volta 東京来日公演まで、あと一ヶ月と少しということで、少しずつテンションを上げつつ、Mars Volta の作品が我が家でヘヴィーローテーションになりつつあるこの頃。
そんななか、Mars Volta の中心人物の一人、Omar Rodriguez-Lopez の2008年に既にリリースされていたソロ作品”Apocalypse Inside of an Orange” をようやくにして入手して、聴いてみている。


QUINTET

一応、名義は Omar Rodriguez-Lopez QUINTET となっていて、インプロバイゼーション色の強い、基本的は、ボーカルはなしの、インストゥルメンタルアルバム。実際にこれが、いつ頃のレコーディングなのかなどなどはいまいち不明なのだけれども、いずれにせよ、Omar のこの創作意欲の過剰さは尋常ではない。少し前にソロとして、Calibration をリリースしたばかりだし、こないだは、Mars Volta としての新作もリリースと。恐るべし。


さて、内容

Mars Volta における曲でも、既にかなり複雑なところはあるのだけれども、Omar のソロは、さらにイッていて、複雑さきわまりないほど、自由にいろいろなことをやりまくっている。で、今回の”Apocalypse Inside of an Orange” もまたまた、恐るべし自由自在で、聴く物を置いてきぼりにしてしまうようなすごさ。
曲感は、フリーなジャズロックSoft Machine を少しメタルっぽくした感じというとちょっと外れた表現かもしれないけれども、Soft Machine に勝るとも劣らない、すさまじいアンサンブルを楽しむことが出来る。で、それだけではなくて、ちょっと電子的なサウンドであったり、ゆったりとしたサウンドを使ったりもしていて多彩。


とにかくスゴイ

まぁ、とにかくスゴイといしか言いようがない。ただ、かなり強いジャズロック色なので、Mars Volta の印象とは、全く違うとまでは言わないけれども、少し違う。Mars Volta の曲は、ボーカルが入っていることもあって、複雑ながら、結構ノル事も出来るし、曲によっては口ずさむことも出来るけれど、この ”Apocalypse Inside of an Orange” は、ちょっとそういうわけにはいかなくて、ひたすらにそのすごさに金縛りに遭うという感じさえする。
Mars Volta の最新作”ゴリアテの混乱”を聴いて思わず カオス! と叫んだ人にとっても、これを聴くとさらに何倍ものでかい声で カオス!!と叫びたくなるのでは。
とにかく、独走しすぎていってしまうような演奏が好きな人には、大のお勧め。


ちなみに

実際の今度の来日メンバーがどうなるのかは不明だけれども、このアルバムに参加している5人のうち4人は、Mars Volta のメンバーなので、やっぱり、今度のライブも楽しみ。いや、前回のライブも凄かったし、というか、凄すぎて、ちょっと唖然としてしまうほどだったけれど。


関連リンク:
MySpace.com - Omar Rodriguez-Lopez - Experimenta
The Mars Volta
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Apocalypse Inside of an Orange
発売元 : Willie Anderson
発売日 : 2008-03-24 (1CD)
売上ランク : 5692 位 (AMAZON.co.jp)
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omarの一面
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