アンディー・ウォーホール回顧展「永遠の15分」を見てきた
アンディー・ウォーホール
アンディー・ウォーホールは言わずとしれたポップアート界の巨匠。そんなアンディー・ウォーホールの回顧展が六本木森美術館で開催されているので見てきた。広く
今回は、回顧展ということもあって、アーティストとしてのデビュー前後から、晩年に至るまでを時系列でまんべんなく振り返るというような展示となっている。なので、代表作のみならず、こんな作品も作っていたんだと初めて知るようなスタイルの作品であるとか、アーティストとなる前の作品であるとか、今まであまり知られていなかった彼の作品も多く味わえる展示となっている。アイコン
彼の作品から感じるのは、やはり、アイコン化。それまでのアートとは異なるのは、むしろ表現をしないことと言うのか、そぎ落としきって、特徴のみに還元された対象が描かれているという作品スタイル。なので、むしろ、その象徴のみに還元された対象がむしろ多くのイメージを語り始めるというアイコンとしての力を存分に感じる作品群がそこにある。商業と
そして、それは、商業とも結びついている印象が強く、その意味でもアートを大きく開放したと言えるのかもしれない。実際に、今回の展示では最後の物販コーナーが広くとられていて、かつ、確かに、とりあえず買っておきたいと思わせるようなものが多くあり、デザインという強さも彼の作品の中にあることを再認識させられる。