恵比寿映像祭が今日までやっていました。



東京都写真美術館

ちょっと、恵比寿まで、1000円で映画見られるしと訪れてみてみたら、東京都写真美術館にて恵比寿映像祭というのが開催中で、2009年3月1日までで、つまり今日まで。ということで、映画は、映画で見て、その後に、この恵比寿映像祭にも訪れてみることにした。


第1回

あんまりなじみがないとおもっていたら、これが第1回。10日間に渡り、映像作品の展示と、上映、ライブパフォーマンスが開催されていたみたい。すでに、多くは終わってしまっていたので、展示作品だけがなんとか鑑賞できた。


幅広く

アンディー・ウォーホールから、近年の作家までと長いタイムスパンをあつかった展示。どちらかというと、堅苦しさの強いものというよりも、ユーモア、ウィットにとんだ作品が多くて、さりげない社会批判なのだけれども、強く批判しているというわけでもなく、批判しながら遊んでいるという感じか。


秀逸

気になった作品のまず一つ目が、古郷卓司の作品。短時間の瞬間をリピート再生しながら、分割・反射・回転などの処理を施された様子が作品化されたもの。画像処理としては、むしろ単純なのだけれども、これが、むしろ面白くて、しかも、四面の壁全てに異なる映像が映されているから、そのただ短い瞬間の繰り返しのはずの映像の内容もなかなか完全に認識しきれなくて、ついあっちを見ながらこっちを見ながらずっとその場に居てしまうという感じ。この流れていく時間の複数存在を映像で表現しているのは、チャン・ヨンヘ重工業の作品にもみられる特徴。しかも、そこに映し出されるのは、普通の光景なのに、なんかきれいにも見えてきてしまうから面白い。
もうひとつは、ヨハンナ・ビリングの作品。ただのある瞬間を映像として記録しているだけにも思えるのだけれども、ここにも、様々な変化が見られて、個の行為のようでありながら、集団の行為であるそれらが描かれているように感じた。地味な感じの映像だったけれども、じっくりとくる作品。


無料です

で、これらの展示作品は無料で楽しめたのでお得。もっと元気なときで早く知っていれば、映画館で上映されていた作品も楽しみたかったところ。
このイベントが、今後も定着して、長く続くことを期待する。


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