蔡国強 「時光」 : 資生堂ギャラリー



1.蔡国強
中国の現代美術アーティストで、日本にも在住していた事もある、蔡国強の展示が、銀座の資生堂ギャラリーで開催中。2007/6/23 - 2007/8/12。


2.火薬
蔡国強は、火薬を用いた作品でよく知られていて、火薬をキャンバスの上で爆発させる事で、焦げ跡として生じる形状を作品として展示する作品の制作もあり、一方では爆竹と花火や火を大々的に用いた屋外の作品というか、大規模プロジェクトも手がけている。大きなところでは、APECでのイベント(確か、このドキュメンタリーがNHKあたりで放送されていたような気がする)などがあるし、北京オリンピックのビジュアル・ディレクターを担当してもいる。


3.大物
そんな、大物の展示なので、しかも無料というおまけ付きなので、これほど貴重な体験はないので是非ともという展示。で、1つ不思議だったのは、資生堂ギャラリーは比較的新人を扱っているという印象だったのに・・・、というところ。と思ったら、実は、資生堂は数々のプロジェクトで蔡国強に強力しているということからの、今回の展示みたい。


4.四季
ネタバレっぽいけれど、今回の展示は四季を描いた四点の火薬ドローイング+一点の火薬ドローイング。新作。あと、ちょっとしたインスタレーション。それに、これまでの氏の歴史を追ったビデオが流されていて、そして、過去の展覧会がらみの書籍が並ぶという感じ。
火薬作品で在りながら、ある程度の具象画入っているところが面白い。火薬によるので、ほぼ色彩の世界なので、これが、なんとなく水墨画的でありながら、全くそうではないというところが面白い。


5.作風
ちなみに、ビデオ上映の中には、今回展示されている作品の制作風景もあるので、タイミング良く行くか、じっくり待てば、どうやって作っているのかを見る事が出来ます。結構衝撃的です。


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