Gazpacho のライブ盤 London も渋く染み渡ります
London
ノルウェーのバンド、Gazpacho は現在進行形の Marillion に近しいサウンドのバンドで、Marillion よありもさらに、愁いに満ちている世界を描き出すバンド。そんな、Gazpacho の ライブアルバム London が2枚組でリリースされたので早速聞いてみた。
響き渡る
収録されている楽曲は、スタディオアルバムとしては最新作である Missa Atropos からの楽曲が中心。ここにさらに、過去の楽曲がいくつか加わるという構成。アルバムでも、憂い深く、美しくもの悲しい世界を切実に描き上げているが、その世界は、このライブでもしっかりと描き出されている。
間合いを大事にしたサウンドによって、空間に音が響き渡っていく様子が、とても美しくて、感動に満ちている。
Jan Henrik Ohme
特に、感情豊かに感じさせるのが、ボーカルの Jan Henrik Ohme の声質と表現。Marillion の Steve Hogarth とも比較したくなるほどの、渋くて味わい深いボーカル表現。これが、上述の空間に響き渡らせるようなサウンド構築と相まって、身に染みいってくるような音空間が描き出されている。切実
とにかく、このサウンドの全てが、どこか切実。何ともいえない感情が、音にこもっていて、聴いていると、その感情の切なさのようなものが、感情に乗り移ってくる。しかし、そういった切実感の強いサウンドの合間合間に、リリカルな世界が訪れて、そして、その切なさが一瞬弛緩する瞬間を味わうことが出来る。この瞬間が何ともカタルシスで、気持ちの良い瞬間となる。すばらしい
ということで、本当にすばらしいサウンドです。現在の Marillion サウンドが好きな人は、まぁ、そういった人はすでに聴いているとは思うんですが、絶対に好きなサウンドだと思う。憂い系プログレというまた、ちょっと違った角度のプログレですが、個人的には大推薦盤です。
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