Marillion からの恒例のクリスマスプレゼント、今年はライブ映像

Marillon

英国の美しき秘宝ロックバンド、Marillion。Web を利用したファンベースを見事に構築し、成功している代表的なバンドでもあると思う。
そんな Marillion のファンベースの一つ、Web UK のメンバーに入っていると、クリスマスシーズンになると、毎年ボーナスディスクが送られてくる。
今年は、Night of the Prog Festival という2010年9月にドイツのローレライで行われたフェスティバルに Marillion が出演したときの映像が、ボーナスディスクとして送られてきた。というところ、その内容をちょっとご紹介いたします。
（下の映像は、ここに紹介するDVDに収録されているモノではありません。）

Night of the Prog Festival

ちなみに、このフェスティバル、このときのメンツはなかなかすごくて、Marillion のほかに、The Enid、Gazpacho、SOLSTICE、Galahad、Pallas などなど、ポンプロック系のサウンドなバンドを中心に集められたフェスティバルだったもよう。そして、そんななか、Marillion がヘッドライナーだったという。

Web UK Membership

さらに、ちなみに、Web UK のメンバーになっていると、クリスマスCDの他には、年4回ちょっとした Marillion マガジン（当然英語）が送られてくる。1年間の会員で、日本に在住の場合だと、14£。高いととるか、安いととるか？

Ding Dong Loreley

さて、DVDの内容です。一応、クリスマス企画モノと言うことで、ライブ映像以外にも、メンバー5人が登場するクリスマスコメントとしてのちょっとした映像がついてます。
ライブ映像の方は、やはり、おまけ的なディスクであることもあって、一般販売されるようなライブ映像とは異なり、バキバキに編集されたものではない。映像の方は、ホームビデオに近いものでとらえられた映像のようにも感じるそれで、メンバーの姿はしっかり捉えているけれども映像の質はあまり良くないし、カメラワークもそれほど凝ってはいない。また、音質の方も、悪くはないが、良くもない。ただ、ミックスで音量調整していない分、かえって、ライブ感を感じるという側面はある。
とはいっても、映像にしろ、音質にしろ、十分に鑑賞できる水準にはあるので、ファンだけの楽しみとしては、とてもうれしい代物です。というか、むしろ、いじっていないぶん、ライブ感をより感じることができるという気もする。

渋い選曲

で、このライブ映像のおいしいところは、選曲の渋さ。Hogarth 期のアルバムから、まんべんなく選曲されている。納められている曲は以下。
Slainte Mhath、King、Fantastic Place、Out of this World、This Strange Engine、Afraid of Sunlight、The Great Escape、Asylum Satellite、The Invisible　Man、Neverland、Don't Hurt Yourself、This Town、100 Nights、Easter
うーん。渋い。

渋い演奏

そして、演奏も、やはり、渋い。いや、いい意味です、当然。派手な演奏も、パフォーマンスもなのだけれども、それぞれの渋い楽曲を、しっかりと演奏仕切るというのが、如何にも、彼ららしい。ゆっくりとリラックスした状態で、コーヒーを飲みながら、上記の渋い楽曲を渋く演奏する映像を眺めていると、あまりにも心地よいのです。
そして、面白い演奏としては、アンコール開けの Don't Hurt Yourself。Hogarth がボーカルは当然として、ギターの Steve Rothery がベースを弾いて、ベースの Pete Trewavas がギターを弾くという、3人編成スタイルでの演奏。なかなか、貴重な映像です。

まるまま

そんなところで、ファンなら、もう、文句なく楽しめるライブ映像で、とても、うれしいクリスマスプレゼントです。また、ライブをそのまま納めているので、アンコールのちょっとした間などもそのままだったりすると言うのも、かえっていい。
やっぱり、Marillion は、私の最も愛するバンドです。本当に、聴き惚れる。一度は、生で見たいと思うのではありますが。。。。。