昨日に引き続き、イタリアンプログレフェスに行ってきました



3日目

ということで、計4日間開催されるイタリアンプログレフェスですが、私は、昨日に引き続き、3日目の2011年11月6日の公演にも行ってきました。
私は、この2日間のみの参戦。なので、Trip だけは見ることは出来なかったものの、計5バンドを堪能出来た次第です。


オケ入り

3日目は、オーケストラあり公演で、Osanna と PFM。PFM は、プログレフェスのほうでも来日してましたが、今回は、通常構成とオケ入り構成のふたパターンでのライブ。


Osanna

開幕
で、定刻より10分強遅れてのスタート。まずは、Osanna からで、Osanna 前半は、オーケストラなしでバンドのみでの演奏。昨年の来日は見に行かなかったので、これがお初。現在のメンバー構成と活動状況はよく知らないのだけれども、このメンツだと、おそらく、Lino Vairetti だけがオリジナルのメンバーになるのだと思う。
とはいえ、ライブはそれなりにこなしているのか、演奏はかなり充実。特に、キーボードの Irvin と Lino のボーカル掛け合いやコーラスは非常に良かった。
演奏
で、メンバーがステージでところへ、Lino が登場。Lino 含めみなフェイスペインティング状態。Lino の登場は演劇的な演出で、そのまま曲になだれ込んでいく。私の印象は、この演劇的な部分が強くて、全編にわたり演劇的な演出が施された若干キワモノ系のパフォーマンスをするのかと思っていたわけです。しかし、そんなことはなくて、上述のボーカルワークを含め、レベルの高い演奏を見せつけるライブでした。ジャズっぽく行くところもあれば、ヘヴィーなアンサンブルを決めるところもあり。正直想像を圧倒的に超える演奏で、過去の名曲を演奏していくわけです。
オケ追加
そんな前半が終了すると、一端幕が下りて、オーケストラの準備態勢。再び幕が上がり、ストリングスのみのシンプルなオーケストラがスタンバイ完了で、ミラノ・カリプロ9の再現が始まるわけです。
ストリングスだけということもあって、全体的な音圧でバンドの音に押され気味なオケ。まぁ、オーケストラの使い方としては、バンドと一体になってというよりは、装飾的な部分を担っているという感じ。ということで、オケ入り演奏は、可もなく不可もなくという感じか。
最高です
というか、オケなしでも Osanna はかなりのパフォーマンスで本当にこんな凄いとは思わなかったので満足でした。


PFM

真打ち
そして、真打ち登場 PFM。オーケストラの方も、人員が増えて、ブラス系が増えて、ステージの2/3くらいを占めていて、バンドが少々窮屈そうなほど。また、指揮者も連れてきていたのか、イタリア人(?)に変わっていた。
クラシック
普通、ロックバンドとオーケストラの融合というと、ロックバンドの曲をオーケストラ入りで演奏する場合がほとんどだと思うのだけれども、今回のPFMはそうではなくて、クラシックの曲もオーケストラとバンドで演奏するし、バンドのオリジナル曲もオーケストラ入りでやるしというスタイル。結構斬新。
スタート
で、演奏が始まったのだけれども、前半はどういった曲をやっていたのかは私にはわからず。多分クラシックの曲をやっていたのだと思う。ただ、曲が何かわからなくてもなんか凄い。オーケストラの美しい演奏と、Cioccio の激しいドラミングや、Djivas のうなりすぎるベース、そして、Mussida の繊細なギターと見事に絡まり合って、なんか、思わずにやりとしてしまうほどに凄いんです。
オリジナル
そして、途中からはPFMオリジナル曲のオーケストラ一体演奏。これがまた凄くて、というか、やっぱり、PFMのオリジナル曲っていいんだねってのを再確認させられるという感じで、オーケストラと一体化するとまた、その曲の良さを再認識させてくれるような感じ。見事です。
超絶
ということで、超絶な感じでした、オケ入りPFM。しかし、あのオーケストラのメンバーからすると、率直にどんな風に感じたんでしょうかね?普通のクラシック演奏ではあり得ない音圧と、そして、手拍子と共に演奏する感じは?そして、PFMの楽曲そのものの印象ってどう感じたんだろうって、なんか気になります。


すばらしきイタロ

ということで、今日も大満足でした。18時開演で終わったのは23時近いという充実度。
いやー、しかし、イタリアンプログレ凄いですね。再結成バンドって、期待を裏切られる場合が多いんですけど、今回見ることの出来た5バンドは、いずれも演奏レベルが高いし、それじ、5バンドそれぞれにそれぞれのオリジナリティを持っていて、それぞれにそれぞれを楽しむことが出来ました。
春の陣も楽しみです。


関連リンク:
PFM - Premiata Forneria Marconi Official Site
ITALIAN PROGRESSIVE ROCK FESTIVAL / イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァル
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