美術

原美術館にてガラスな芸術家 Jean-Michel Othoniel

ジャン=ミシェル・オトニエル現在原美術館にて開催されている展示は、フランスのアーティスト ジャン=ミシェル・オトニエル の個展。2011年3月11日まで開催。 このアーティストは、私はこの展示で初めて知ったのだけれども、ガラスを中心に金属などを用いて…

日本科学未来館にてウメサオタダオ

日本科学未来館さてさて、本日は、少し毛色を変えて、お台場にある日本科学未来館に行ってきました。科学系の公共展示施設って、結構大都市のものは充実していて、名古屋なんかにはギネス級のプラネタリウムがあったりもするのだけれども、こちらの日本科学…

2011年に訪れた展覧会を自分のブログから振り返る

美術さてさて、2011年を振り返るの今回は美術です。2011年に訪れた美術展は、20件。目標通りの件数の展示を見ることが出来ました。次点その美術展の展示ですが、残念ながら、ベストと言いたくなるような強く印象に残った展示というのは、なかったです。とい…

都心で日本庭園を味わえるワタリウム美術館での重森三玲展

ワタリウム原宿と青山の間あたりにあるこじんまりとした美術館、ワタリウム美術館は現代美術を多く展示するスペースである。ここで、現在開催中で、2012年3月25日まで行われている展示は、そういった現代美術とはひと味違う重森三玲という造園家にまつわる展…

インドの女性写真家ダヤニータ・シン展を見てきた

資生堂ギャラリーなんか、最近タイミングがなくて、行っていなかった銀座の資生堂ギャラリーの近くを通りがかったら、ちょうどインドの女性写真家ダヤニータ・シンの展覧会をやっていたので、久々に覗いてみることにした。 変容この作家のイメージを言葉に表…

ゼロ年代のベルリンという展示を東京都現代美術館にて

引き続き昨日は、「建築、アートがつくりだす新しい環境―これからの“感じ”」を紹介していましたが、それと平行して東京都現代美術館にて開催されている展示、「ゼロ年代のベルリン - わたしたちに許された特別な場所の現在」という展示も見てきました。とい…

東京都現代美術館にて、建築の作り出す新しい風景をいろいろと

新しい空間現在東京都現代美術館にて開催されている展示、「建築、アートがつくりだす新しい環境―これからの“感じ”」を見てきた(〜2012/1/15まで)。 曲線的集積そのタイトルが示すとおり、建築を中心としたアートによって構築される新しい空間を魅せる展示…

六本木森美術館でむしろ絶望を感じたメタボリズム

メタボリズムメタボリック検診のせいで、メタボって言葉がそのまま脂肪の代名詞みたいになっていますが、元々メタボリックってのは新陳代謝のこと。つまり、新旧がどんどんと生まれ変わっていくということで、その概念的な部分を捉えて建築にメタボリズムと…

原美術館にて、インヴィジブル・メモリーズを見てきた

インヴィジブル・メモリーズ現在原美術館で開催されている展覧か、インヴィジブル・メモリーズを見てきた、2011年12月11日まで開催中。 これは、ダイムラーの芸術振興活動として行われているアーティストの交換留学的な活動アート・スコープにて活動していた…

銀座でかるい抽象を「TOEKO TATSUNO EXHIBITION」

資生堂ギャラリー現在、銀座の資生堂ギャラリーで現在開催中で、2011年10月16日まで行われている展示、TOEKO TATSUNO EXHIBITION 「辰野登恵子展 抽象−明日への問いかけ」を見てきた。 辰野登恵子辰野登恵子さんは、1950年うまれの女性アーティスト。その彼…

チェコのシュールレアリスト シュバンクマイエルの展示を見に行った

ラフォーレ原宿映画を中心とした芸術活動で、そのちょっとグロテスクな人形などのインパクトもあって、根強く支持されている芸術家、シュバンクマイエル。 ここ最近は、映画としての新作、サヴァイビング・ライフが上映されたり、また、書籍の挿絵でも多くの…

ワタリウム美術館にて、草間彌生の60年代を

草間彌生いまや、水玉模様やかぼちゃや突起物など派手な装飾と本人の得意なキャラクターで多くの人が知っているだろうアーティスト、草間彌生。 昨今は、かなり知られる存在だけれども、その活動の原点は60年代のニューヨーク、一人渡米したころからはじまる…

オペラシティにて、都市についての展示「家の外の都市の中の家」を見た

家の外の都市の中の家現在オペラシティアートギャラリーにて開催されている展示「家の外の都市の中の家」を見てきた。この展示は、第12回ヴェネチア・ビエンナーレでの展示の内容をベースにしているとのこと。 で、そのタイトルのとおりで、この展示は、都市…

ICCにて新しいというトークイベントを聞いてきた

新しい実際のところどういう事情なのかはわからないのだけれども、メディアアートの拠点として重要な施設である初台にある ICC は現在節電対応ということで、閉館中。各種イベントもお休み状態かと思いきや、自体が変化したのか、急遽、トークイベントが開催…

パウル・クレー展を東京国立近代美術館で見てきた

パウル・クレー色彩に特徴のある独特な抽象画で知られるパウル・クレーの展覧会が、東京国立近代美術館で開催されているので、見に行ってみた。ちなみに、2011年7月31日まで。 手法今回のこの展示は、パウル・クレーの作品を単純に紹介するという展示スタイ…

森美術館にて開催されているフレンチ・ウィンドウ展を観てきた

デュシャン賞現在森美術館にて開催されているフレンチ・ウィンドウ展を観てきた。この展示は、フランスにおける、マルセル・デュシャン賞の過去の受賞作品を中心に、この賞にまつわる作品を集めた展示。 ちなみに、マルセル・デュシャン本人の作品も展示され…

「驚くべき学びの世界」を今度は書籍で堪能した

驚くべき学びの世界現在、ワタリウム美術館にて開催されている北イタリアのレッジョ・エミリアという街で行われている独自の幼児教育システムを紹介する展示「驚くべき学びの世界展」については、すでに、こちらで紹介したいのだけれども、この展示内容に大…

ブリヂストン美術館にてアンフォルメルを堪能してみた

アンフォルメル東京駅から少し歩いたところにある、ブリヂストン美術館は、その名の通り企業系の美術館。特に20世紀美術には強くて、かなりメジャーな作家の作品を収蔵している。そんなブリヂストン美術館で現在開催されている展示が、「アンフォルメルとは…

東京オペラシティにて、ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー展をみてきた

ホンマタカシ正直言って、ホンマタカシさんという人物を私自身はよく知らなくて、ファッション誌などでも活躍している有名なカメラマンらしい。そんなホンマタカシさんの個展が、ニュー・ドキュメンタリーというタイトルの元、東京はオペラシティアートギャ…

独自の教育を貫くレッジョ・エミリアの幼児教育を紹介する展覧会を鑑賞してみた

ワタリウム美術館青山というか原宿というかに、こぢんまりとしながらも、面白い視点からの展示を行う美術館、ワタリウム美術館がある。そこで、現在行われている展示がとても面白くて、「驚くべき学びの世界展」という展示。この展示は、純粋な美術の展示と…

東京都現代美術館恒例の MOTアニュアル を観てきた

MOTアニュアル2011毎年東京都現代美術館でこの時期に行われているアニュアル展、MOTアニュアル。今年は、「Nearest Faraway|世界の深さのはかり方」というタイトルを元にした展示で、6人の作家の作品が集められていました。 地味作品自体のスタイルのせいな…

国立近代美術館にて”空虚の形態学”を観た

空虚の形態学ちょいと時間があったので、東京国立近代美術館に行ってきた。今回のお目当ては、「空虚の形態学」と題され展示。この展示は、企画展ではなくて、収蔵作品を中心にあるテーマをもって構築した展示。なので、常設展会場の最後にあるギャラリー4で…

原美術館の所蔵品展は充実しています

原美術館品川から少し歩くとある小気味いい現代美術館、原美術館は、Be Alive! と題された所蔵品展を現在開催中。で、小雪降るとても寒いなか行ってきました。ちなみに、2011年6月12日までと結構長い間やっています。 Be Alive!Be Alive!。まさに今現在を強…

2010年の美術展を自分のブログから振り返る

今年もさて、今年も残すところわずかになってきましたので、恒例(?)の一年を自分のブログから振り返るを順番に年をまたいで進めていきたいと思います。 美術展ということで、まずは美術展から。 今年は、いろいろとリスト作りをしていったので、正確に今…

三菱一号美術館に初めて行ってみた、カンディンスキーを見に

三菱一号美術館三菱一号美術館は、丸の内のはしっこにあって、有楽町から少し歩けばたどり着くことの出来るところにあるそれ。 もともとは、明治時代に、三菱一号館というのが、この同じ場所に建築されたらしい。その近代建築をある程度復元したのが、この三…

オランダのアート&デザイン新言語という展示が結構素敵でした

東京都現代美術館さて、先日のエントリーでは、トランスフォーメーション展について話題にしましたが、その同じ東京都現代美術館にて、同じ期間で展示しているのが、オランダのアート&デザイン新言語という展示。1F〜3FおよびB1Fの中央吹き抜けが、トランス…

東京都現代美術館にて、トランスフォーメーション展

トランスフォーメーション現在、東京都現代美術館にて、開催中で、2011年1月30日まで行われる展示、トランスフォーメーション展を見に行ってみた。 この展示、トランスフォーメーションというタイトルのとおりで、変身とか移り変わり、変態、合体など、物事…

オペラシティにて、ドミニク・ペローという建築家の展示

ドミニク・ペロー現在、オペラシティのアートギャラリーにて開催されている展示、ドミニク・ペロー展に行った。 この人ドミニク・ペローさんは、フランス人建築家で、この人の作った建築に関するドキュメンタリーのような映像と、模型・図面が展示されている…

ICCにて、”みえないちから”を体験してみた

みえないちから東京は初台のオペラシティ内にあるメディアアート施設 ICC にて、現在開催中の企画展 「みえないちから」 を見てきた。2011年2月27日まで。 振動英語のタイトルが、Vibrations of Entities とあるとおりで、この展示のテーマは振動。 確かに、…

資生堂ギャラリーにて、建築のたわごと

石上純也銀座の資生堂ギャラリーにて現在開催中の展示、「石上純也展 建築はどこまで小さく、あるいは、どこまで大きくひろがっていくのだろうか?」を見てきた。 この展示、建築家 石上純也氏による作品展示で、非常に小さなオブジェにて建築の概念を広義に…