森美術館にて開催されているフレンチ・ウィンドウ展を観てきた
デュシャン賞
現在森美術館にて開催されているフレンチ・ウィンドウ展を観てきた。この展示は、フランスにおける、マルセル・デュシャン賞の過去の受賞作品を中心に、この賞にまつわる作品を集めた展示。ちなみに、マルセル・デュシャン本人の作品も展示されている。
マルセル・デュシャン
ということで、展示です。最初は、マルセル・デュシャンその人の作品から。既製品を展示するというレディ・メードの作品を中心に、よく知られた作品が多くあるデュシャンですが、その有名どころの作品がずらりと並ぶ。さすがに大ガラスはないけれども、例の便器などが陳列されている。受賞作品など
その後、受賞作品を中心にデュシャン賞にまつわる作品が展示されていく。いくつかのテーマがあるようだけれども、全体的にいえば、人工物と自然物の対比というのがあるように感じた。現実を写した写真のように見えて、CGによって作られた作品だったり、森の映像にコウモリを飛ばしたり、地球の裏表の写真がばらまかれていてその多くは片側には人工の街があっても裏側は海や森の場合が多いだとか。
この辺の対比が感じられる作品が多いというのは、芸術という創造の場に既製品を持ち込んだデュシャンにちなんでいるからと捉えるのは無理に解釈しすぎか。
微妙に
ちょっと私自身が冷静に鑑賞することが出来なかったためかもしれないけれども、もう一つ強く印象に残る展示ではなかった。なんというのか、今までの価値とは違う世界を感じることができるというよりは、ちょっと賑やかな場所に来たという印象ぐらいの感じであった。もっと面白い刺激を期待していただけに微妙な感じという印象。現代美術を見るには、自分自身の精神的コンディションも重要であるのだと思う。関連リンク:
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