原美術館にてガラスな芸術家 Jean-Michel Othoniel



ジャン=ミシェル・オトニエル

現在原美術館にて開催されている展示は、フランスのアーティスト ジャン=ミシェル・オトニエル の個展。2011年3月11日まで開催。
このアーティストは、私はこの展示で初めて知ったのだけれども、ガラスを中心に金属などを用いて、様々な造形を作っている作家。ガラス玉を数珠のようにつなぎ合わせた大型の作品も多い。


ガラス玉

ということで、最初の展示室に入ると、そのガラスで装飾されたベッドが部屋一杯に置かれている。
他の作品もそうなのだけrど、それぞれのガラス造形が、手作り感のある不均一な形状を持っていて、その感じがなんともかわいい味わいを産み出している。
また、それらの形状には性的な要素も感じられるところもあり。このあたりも、その不均一さのなかにある生命的なものと呼応しているのかもしれない。


美しくはかない

ガラスという素材や戦術の手作りな形状感覚もあって、美しさやかわいさと同時にはかなさのようなものも感じられる作品。また、ガラスであるが故に、映り込みや屈折、湾曲といった光の変化があるが故に、作品としても変形する要素を秘めている。今回は、屋内の展示だったけれども、屋外であれば、また異なる味わいを感じることが出来るような作品にも感じる(実際、作家のホームページには屋外展示の様子の写真も掲載されている)。


なんとなく

という感じで、私の感覚では、なにかあらたな角度からの発見があるようなタイプの展示とは感じられなくて、むしろ、その空間を味わうようなそんなゆるい感じの作品と感じた。


なかなか

で、今回の展示は写真撮影可能な展示だったこともあってか、良さげなカメラを持った人も多くいて、作品撮影にいそしんでいた。また、どういった風の吹き回しか、いつもの展示に比べて、観覧車の人もおおくて、その写真撮影とも相まって、展示品の周りに人だかりが出来ているようなそんな状況もしばしばありました。
理解が難しく感じるタイプの現代美術ではなくて、誰でも楽しめるようなそんな作品なので、一度訪れてみてはいかがでしょうか。


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Hara Museum Web
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