2008-01-01から1年間の記事一覧

それほど拡張されなかった 拡張された感覚 は今日が最終日でした

ICCメディアアートの拠点、初台のICCにて、本日まで開催されていた「拡張された感覚―日韓メディア・アートの現在」を見てみた。 いまいちメディアアートの宿命として、ただ、目新しいインターフェイスをテクノロジーを利用して見せびらかしているだけではな…

 強い色彩を浴びることの出来る 蜷川実花展 は今日が初日でした

オペラシティー東京は、初台にあって、副都心線と都営新宿線をうまく使うと意外にアクセスが良くなっているオペラシティーにあるアートギャラリーにて、本日2008年11月1日から展示が開催された蜷川実花展-地上の花、天上の色-に行ってきた。12/28日まで。 ち…

狂気の祭典 David Gilmour より

Pink Floyd史上最大と呼ばれるバンドの一つ、Pink Floyd のギタリスト、David Gilmour によるライブ映像 Live in Gdansk を見た、邦題のタイトルは、狂気の祭典。ちなみに、この大胆なネーミングは邦題のみ。さらに、ちなみに、私が入手したのは、DVD2枚とCD…

すごい映像となぞ ピアノチューナー・オブ・アースクエイク

ブラザーズ・クエイ双子の兄弟ブラザーズ・クエイ総指揮、テリー・ギリアム監督の作品、”ピアノチューナー・オブ・アースクエイク”を見た。イメージフォーラムにて。 すごい映像内容は、はっきりいって、説明不能というかそもそも理解不能。常軌を逸した博士…

銀座ソニービルでアート

銀座銀座にあるソニービルは、ソニー製品の紹介などなどがされる施設でもあるのだけれども、ここでアートなイベントが現在開催されている。 アートウォールそのひとつが、アートウォール。ビルの外壁の縦長部一面にペインティングが行われている。2008年10月…

Sigur Ros @ 東京国際フォーラム

ライブさて、未曾有の金融危機に見舞われているアイスランド出身のポスト・ロック・バンド Sigur Ros の 2008年新作、邦題「残響」をフォローするコンサートツアーの日本公演のうちの東京国際フォーラムでのライブに行ってきた。 短いまずは、ライブがあまり…

アネット・メサジュ 六本木森美術館

お人形とフランスの現代美術作家、アネット・メサジュの展覧会が、六本木森美術館にて開催中で、2008年11月3日まで。 わたしも、この作家の作品を見るのは、これが初めてだったんだけれども、人形と生物を多用した作品が特徴的な作家。 生命と非生命生物の剥…

ウズベキスタンのジャズロッカー Fromuz の新作もまた、すごい演奏

衝撃デビューアルバムの Audio Diplomacy において、そのバカテクぶりと音の多様性によって、衝撃的にデビューしたウズベキスタンのバンド、Fromuz の2008年新作にて、セカンドアルバム Overlook がリリースされたので聴いてみた。 さらなる飛躍そして、そし…

Neal Morse の新作は、肩の力が抜けた心地よい Lifeline

ソロさて、もう、元Spock's Beard という肩書きが遠くに感じるほどに、ソロ活動が定着している一方、残された本体 Spock's Beard の活動がちょっと寂しい状態になっている、Neal Morse ですが、そのソロとしての2008年新作 Lifeline を聴いてみた。 毎度のよ…

カナダのジャズロックバンド Mahogany Frog の DO5

5枚目カナダのジャズロックバンド、Mahogany Frog の2008年リリースのおそらく5枚目のアルバム、DO5 を聴いてみた。 ジャズロックこのバンドのアルバムを聴くのは、これが初めてなので、他の作品に対してどうなのかは不明。 全体の音としては、完全なジャズ…

中国の不条理な作家 残雪の暗夜を読む

世界文学全集河出書房から続々と出版されている世界文学全集は、なかなか渋い作品を取り上げていて、全24巻におよぶ。 そんななか、かなり意外中の意外な作家、残雪の作品も収録されているのが第一集の第6巻。残雪は、中国の女カフカとか、変な呼び方をされ…

Dream Theater の Chaos in Motion

ライブDVDこのところ、毎アルバム事に、ライブDVDを出しているのではないかという気がしてくる、Dream Theater の Systematic Chaos をサポートするライブを元にした、ライブDVD Chaos in Motion を見た。 今回はただ、さすがに毎回同じようにライブを納めて…

フィンランドの民族感のあるシンフォロック Tainatar

Tainatarフィンランドのバンドで、アルバムとしては、これがデビュー作となる Tainatar の2008年作 HAMARAN JUHLAT を聴いた。 バンドの形態は、女性ボーカルを擁した5人組で曲によってサポートのブラスが入る。ちなみに、ボーカルは、フィンランド語(?)…

インターナショナルオーディオショー で素敵なオーディオに囲まれて

2008インターナショナルオーディオショー2008に、東京国際フォーラムに行ってきた。オーディオ好きなわりに、訪れてみたのは、今回が初めて。 で、やっぱり、結構面白くて、なんというか、ちょっと寄り道くらいの気分だったのに、結構居着いてしまった。もう…

MOGWAI 新作 The Hawk Is Howling

mogwaiスコットランド出身の、ポストロックバンド、MOGWAI の新作 The Hawk Is Howling を聴いてみた。 静寂と音の洪水の対比が美しい、その音響世界は、Sigur Ros に似たアプローチでありながら、全く異なる世界観、とはいいつつ、その感情に直接訴えてくる…

モーリス・ブランショ 最後の人/期待 忘却

男女20世紀を代表する作家の一人と、私は思っているモーリス・ブランショの作品集 最後の人/期待 忘却 を読んだ。いずれも、男女の会話を中心とした作品の展開で、特に、”期待 忘却”は、短い文節が切り刻まれながら並べられた作品。 文学の極限”最後の作家”…

バカテク Canvas Solaris の Atomized Dream

2008年気づいたらリリースされていたバカテクプログレメタラーというのか、なんというのか、ジャンル不明なバカテクバンド Canvas Solaris の2008年新作 Atomized Dream を聴いてみた。 叙情味前作までは、本当にバカテクの固まりというか、細かいフレーズを…

Gang Gang Dance 24日 O-nest

疲労さて、開場・開演が遅れに遅れて、さらに、サポートバンドの演奏もあって、本体 Gang Gang Dance が登場したのが、10時半過ぎという、ところで、果たして、終電に間に合うのだろうかと、ひやひやしながらの Gang Gang Dance 2008 来日公演の最終日は、渋…

エモーショナル・ドローイングがとても衝撃的だった

東京国立近代美術館現在、東京国立近代美術館にて開催されている(〜2008/10/13)エモーショナル・ドローイングに行ってきた。これが、なんともすばらしかった。 この展示は、アジアのアーティストをドローイングという観点から集めた展示。 一言で一言でド…

イタリアの硬派ジャズロック、D.F.A の 4th

久しぶりイタリアの1995年あたりに結成されたプログレッシブ・ジャズ・ロックバンド、Duty Free Area 略して D.F.A.。1st,2nd以降、しばらくライブ版やカップリング版のみで、音沙汰がなかったバンドだけれども、2008年にようやく新作が発表されたので、…

ダムタイプ S/N のトークイベントを聴く

ダムタイプマルチメディアアート集団である、ダムタイプの作品の一つ”S/N”がICCにてビデオとして上映されているのだけれども、そんなこともあって、当時この作品の制作とパフォーマンスに関わった人たちのトークイベントがあったので行ってみた。 HIVこの作…

美しき敗北者たち

ムーブメントストリートから一つのアートムーブメントを起こしたバリー・マッギーをはじめとするアーティストたちのドキュメンタリー映画、"ビューティフル・ルーザーズ"を見た。渋谷ライズX。 集団ストリートのアーティストたちが作り上げたアートがニュー…

フィンランドの正統派シンフォニックロックバンド Overhead

フィンランドから2000年前後から活動している様子の、フィンランドのバンド Overhead の2008年の新作 "and we're not here after all" を聴いてみた。 正統派全体的な音の傾向は、まさに元祖プログレサウンドという感じで、逆に言うと、現代性のミクスチャー…

Google Maps API につかえるマーカーを公開してみた

ついでにGoogle Maps API を使っていろいろとやろうとすると、どうしても、アイコンとして、地図にのせるマーカーが必要になってくる。 で、Google 自体が公開している物があったり、いろいろなところに落ちたりしているのだけれども、どうにも、若干自分の…

何というか、ニューヨークからGangGangDance

battles系?もはや、何というジャンルで呼べばいいのかわからない、ポストロックも飛び越してしまっている感じのあるニューヨークの音楽シーンから、Battlesに引き続きで、GangGangDance を聴いてみた。2008年最新作である Saint 。 テクノ、エスニック、ラ…

PHPで mixi OpenID

苦戦mixi が OpenID のプロバイダーになったと言うことで、これ、いろいろと面白い展開が・・・、と思い、他のOpenIDと同様に簡単にいくだろうと、自分のサイトにも、入れようかと思いきや、PHP の OpenID Libraryだと、どうもうまくいかなくて・・・ 調べて…

海と太陽を銀座の地下で

資生堂ギャラリー現在資生堂ギャラリーで開催されている韓国人アーティスト キムスージャの個展を見てきた。 太陽と海題材は、太陽と月と海。4面に映し出される映像と、5枚の写真。 海を波打ち際から淡々と写し続けた作品。光が反射したり、太陽が被さってき…

地図情報と予定情報と

mashupさてさて、予定共有サイトのseunze.comですが、ここに、以前から別で公開している地図からお天気の機能にさらに、種々の位置関連の情報をマッシュアップして、予定情報をもとにいろいろな位置情報を検索出来るサイトを構築しました。それがこちら。 し…

モーリス・ブランショ が生誕100年でした

100年さて、超難解な文学作品で、文学の限界に迫った作家、モーリス・ブランショ。あまりにも、難解でいまや、読者がとっても少なくなってしまっているけれども、そんな、モーリス・ブランショは、今年2008年が生誕100年だったのに、最近気がつきました。 文…

パラレル・ワールドは、ジブリに対して?

夏休み東京都現代美術館は、夏休みになると、ジブリ系ネタで、集客しながらお金稼ぎが数年前からのしきたりになっているけれども、同時に現代美術の展示もやっているのが、ちょっとしたスケベ心なのかなと、いや、どちらが、どうスケベ心なのかが難しいのだ…