フィンランドの正統派シンフォニックロックバンド Overhead



フィンランドから

2000年前後から活動している様子の、フィンランドのバンド Overhead の2008年の新作 "and we're not here after all" を聴いてみた。


正統派

全体的な音の傾向は、まさに元祖プログレサウンドという感じで、逆に言うと、現代性のミクスチャー系バンドとは一線を画すシンフォニックロックサウンドを展開する。静かに聴かせるパートと情熱を感じさせる分厚く激しいパートを織り交ぜながら、感情を煽る。全体はコンセプトを感じさせる構成で。ボーカルは、ハイトーンではないけれども、のびと張りのあるかっちりとした歌い方で、力が入るとちょっと癖が出るところが情熱的。演奏は、突飛なことはしない堅実な演奏という印象。複雑なアンサンブルというよりも、音の配置に重きを置いて、しっかりと演奏するというタイプ。
かなり感動的なものを感じさせるシンフォニックサウンドで、まさに往年のプログレ好きには、溜まらないという感じ。


とにかく泣き

若干の暗鬱さとそして、泣きの情熱が強い。この陰を持った美しさが時に溜まらなく心に入り込んでくる。スローパートのリリカルなキーボードの音色なんかも溜まらないし。ちょっと、Pendragon っぽい気もする。




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