フィンランドの民族感のあるシンフォロック Tainatar



Tainatar

フィンランドのバンドで、アルバムとしては、これがデビュー作となる Tainatar の2008年作 HAMARAN JUHLAT を聴いた。
バンドの形態は、女性ボーカルを擁した5人組で曲によってサポートのブラスが入る。ちなみに、ボーカルは、フィンランド語(?)。


怪しく始まり

とっても怪しい雰囲気から始まるのだけれども、これは、はじめだけ。その後一気に曲調が変化して、とても明るい曲調の民族感の強いシンフォニックロックというか、フォークというか。伸びやかさの背後に力強さを感じさせる女性ボーカルが一つの特徴で、この声による世界を、ちょっと不思議な曲調が具現化する。


民族感

曲の民族感はとても強いのだけれども、ラディカル・トラッドほどのパワー感があるわけではなくて、一方で、幽玄な音世界でもない。基本は、明るいシンフォロックなのだけれども、アレンジに民族感がにじみ出ているというところ。
一番印象に残るのは楽器の効果的な使い方。音で埋めるという感じではなくて、面白い音を適切に並べていくと言う印象で、ギターサウンドやブラス、ピアノ、ビブラフォン、フルートなどが、小気味よく使われていて、濃密さではなくて、変幻自在さがが最大の魅力。
変則感を強く感じさせるリズム感もいい。
トラッド系シンフォサウンド好きや女性ボーカル好きにはお勧め。


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