チェコのアヴァンギャルドロックバンド Uz jsme doma の新作
Uz jsme doma
Uz jsme doma は、チェコのバンド。結構古くから活動していて、1985年に結成されたバンド。その界隈では結構知られたバンドで、3回ほど来日公演を行っていると思う。サウンドスタイルは、Samla Mammas Manna に近いイメージで、民族色のあるジャズロックサウンドを思いっきり脳天気に演奏するスタイル。
お初
で、そんなバンドの噂を幾度か耳にしながらも、現在に至るまで、聴くチャンスを失っていて、全くこのバンドのCDは聴いたことはありませんでした。が、2010年に彼らが、新作 Cave を発表したということもあり、このタイミングにと初めて聴いてみました。
ということで、今回紹介するのは、その Uz jsme doma の Cave というアルバム。
噂に違わず
噂に違わずいい意味で、おバカ度満点のハイテンションサウンド。トランペット奏者がメンバーにいるので、ブラスの効いたサウンドが独自さを色濃くさせながら、さらに、チェコ語で歌われるボーカルが、コーラスワークも含めて、味わい深い。これが、お初なので、このサウンドが、彼らのまさに彼ららしいサウンドなのか、新機軸なのかは、正確には判断できないが、この独特な世界からして、これが、まさに彼らのサウンドということなのだと思う。コンセプト?
ボーカルはチェコ語なのだけれども、ライナーノーツには、親切に英訳の詩が掲載されている。これからすると、コンセプトアルバムっぽいような気もする。Cave というアルバムタイトルにちなんだような歌詞をもつ楽曲がならぶ。凄腕
で、サウンド的にはおバカな感じなのだけれども、テクニック的には、超絶。このあたりも、Samla Mammas Manna に似ている。先述のようにどこか、民族的なバルカン系サウンドに、バルカン系なヘタウマ系のちょっとおちゃらけ感のあるボーカルワークをかませながら、しかし、しっかりとしたドラミングに導かれる自由奔放なサウンドは、決めるとこは、ビシッと決まる。この辺が、やはりいい。ただふざけているのではなくて、行くところまで行ったうえで、おふざけ感を出すというところに、ただ者ではない様子を感じることが出来る。
アルバム全体の流れにも緩急があるので、聴き応え満点。
絶賛
というところで、なんで、このバンドを今までちゃんと聴いてこなかったのだろうかとちょっと後悔するぐらいの感じ。いい作品です。Samla 系サウンドや、Alamaailman Vasaratや、もう少し行けばラディカルトラッドなどが好きな人は、これは、間違いなく聴いておくべきサウンドだと思う。いいです。
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