Devon Graves 率いる新たなプログレメタルバンド The Shadow Theory
Devon Graves
Devon Graves は、1990年代には、その界隈では伝説的なバンド Psychotic Waltz のメンバーとして(当時は Buddy Lackey と名乗っていた)活動し、その後、2000年代には、Deadsoul Tribe の中心人物として活動する人物。いずれも、よりメタルに近いプログレメタルなサウンドを展開するバンドで活動してきている。
基本は、ボーカリストだけれども、ギターやキーボードなども演奏する。さらに、特徴的なのは、フルートを演奏するところ。Deadsoul Tribe は、そのフルート入りプログレメタルとしても、面白いサウンドを奏でていた。
The Shadow Theory
で、前後したけれども、今回紹介するのは、その Devon Graves による新たなバンド、The Shadow Theory のデビューアルバム Behind The Black Veil。このバンド、経緯がよくわからないのだけれども、Deadsoul Tribe では、 Devon Graves がソングライティングも含めて、全面的に活躍していたけれども、このバンドでは、作曲は別のバンドメンバーが行い、作詞のほうのみを Devon Graves が担当している。つまりは、 Devon Graves による歌詞のアイデアをバンドメンバーで作り上げたというスタイルということだろうか。ちなみに、ライナーノーツの最初のところに、書いてあることを若干抜粋して、訳してみると以下のような感じ。
”これが、Ghost Story であるとのこと。(中略)ライトを消して蝋燭に火をともして快適な椅子に座って、デカい音でこ我々の最初のロックオペラを楽しんでくれ”
サウンド
サウンドのベースはメタルサウンドで、ギターリフ使いやドラミングなどは、細かく捻くれていくプログレ的なそれではなくて、直線的なノリを重んじるメタルなスタイル。ただし、所々フルートを入れたり、壮大なオーケストレーションを持ってきたりする。曲の味わいは、かなりメタル寄り。後半に行くほどに
なのだけれども、後半にいくほどに、このアルバム、おもしろさが増してくる。アコースティックなサウンドが入ってきたり、オペラ色が強くなって、壮大なオーケストレーションをバックに、複雑なコーラスワークが絡み始めたり。そして、それが感極まって終了するという展開。なので、結構後味がかなりいい感じ。かなり、凝りに凝ったサウンドなので、聴けば聴くほどその良さが染み込んでくる感じ。
メタル系
プログレメタルというよりは、メタルにプログレ要素が混ざっている感じのアルバム。Dream Theater にメタルから入ったような人には特に受けるサウンドではないだろうかと思う。Gildenlow
なお、このバンドのベースは、元Pain of Salvation で、Daniel Gildenlow の弟 Kristoffer Gildenlow が参加している。ちなみに
ちなみにだが、Deadsoul Tribe のほうの活動がどうなっているのかわからないけれども、Psychotic Waltz のほうは、なんと再結成されて、2011年には Nevermore や Symphony X らとツアーに回ったりもすると言う。といいつつ、Psychotic Waltz のほうは、私はあまり聴いたこと無かったりするので、ぼちぼち聴いてみたいと思う。関連リンク:
The Shadow TheoryThe Shadow Theory - Myspace
Devon Graves - Myspace
Deadsoul Tribe
Psychotic Waltz Official Website
関連サーチ:
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