The Dear Hunter がはじめる新たな旅 The Indigo Child

The Dear Hunter

USのプログレメタル系バンド The Dear Hunter。
テイストは、Coheed and Cambria に似ていて、ポップなメロディーを持ちつつ、
一方でアルバムをまたぐ壮大なコンセプトを描く作品群を構築している。

Cycle8

そんな彼らが、リリースしたのが、The Indigo Child。
これは、どうやら、Cycle8と第された新たなるコンセプトのプロローグとの位置づけ。
なので、今後この作品を始動に、作品群が構築されていくと思われる。

The Indigo Child

全体は30分程度の作品で、いわばEPの扱いになる。
The Indigo Child と歌われる印象的なサビを作品内でも何度か登場させるなど、
EPとはいえコンセプチュアルな作品に仕上げられている。
作風であるが、ねじれたポップロックテイストな彼らのスタイルは踏襲されているものの、
エレクトロニカな音が多く投入されていてサウンドとしては近代的にアップデートされている。
上述した The Indigo Child のサビフレーズの心地よさと相まって、全体的に穏やかに心地よい。
一方で、タイトル曲意外は、映画のスコアのような位置づけである。
音的にも強く物語を感じるところがあり、もはや他に類のない独自の世界に彼らもたどり着いたと言える。

今後

今後のこの、Cycle8 ストーリーが非常に楽しみに感じるプロローグである。
Coheed and Cambria が好きな人はきっとこのバンドも気にいると思う。


www.youtube.com

The Indigo Child

The Indigo Child

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