出来が良すぎて物足りない!? Mastodon の新作 Hushed & Grim

Mastodon

USのプログレメタル系なヘヴィーメタルバンド Mastodon
その新作、Hushed & Grim がリリースされたので聴いてみた。
2枚組の大作。

洗練された

サウンド的にはさらに、洗練されたという印象を持った。
さり気なく変拍子を差し込んでくるなど、複雑さをもたせながらも、
ヘヴィネスと疾走感を殺さずに、聴き心地の良さと複雑な面白さを両立。
Dream theater の手法を思わすような器用ささえ少し感じてします。

薄味

そんな楽曲の洗練度合いの一方で、Mastodonの持つなんというのか、
味のこさというのか、起伏の激しさというのか、そういう耳を奪われてしまう、
要素が薄まってしまったという印象もする。
ヘヴィーな曲の合間にポップなメロディが現れたり、荒々しいがコーラスが美しかったり、
みたいな、ミスマッチが結構面白かったのだけれども、
そんなヘンテコ感が薄まっているという感覚。

いいんだけど

なので、作品としてはすごくいいんだけど、
大作の割に、あっさり聴き終わってしまった、ってな印象。
いい作品なんだけど、という贅沢な感覚ではあります。



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