Mastodon の ライブDVD Live at the Aragon 激かっこいい
MASTODON
アメリカのメタルバンド、MASTODON (マストドン) のライブDVD Live at the Aragon がリリースされたので、ご紹介。MASTODON は、変則的なリズムと不思議な世界観でプログレメタル的な扱いも受けるバンド。実際ジャンル的にはどう表現していいのかよくわからない。
映像
そんな MASTODON ですが、バンド構成としては、ギター二人、ベース、ドラムという4人組が基本構成で、ライブでは、キーボードがサポートで入っている。で、基本は、ギターの片方とベーシストがボーカルをとるのだけれども、ドラマーやギターのもう片方もボーカルをとる。だれもが癖のある野太い歌い方をするので、美しくはないのだが、しかし、コーラスワークというかボーカルワークもなかなかのもの。激うま
で、しかし、まずは、バカほどの演奏のうまさにほれぼれとしてしまう。最新作、Crack the Skye からの曲を中心に前半始まるのだけれども、かなり複雑なリズム構成と曲構成なのだけれども、その誰もが手数多く弾きまくって、音で会場を埋め尽くしながら、さらに、ボーカルもとっている。あまりにもうますぎる。リズムよれもしないで曲を見事に演奏しきっていく姿はかっこよすぎ。何がどうなっているのかわからないぐらいすごい。ただ陶酔
ステージのバックには、不思議な神話的キャラクターが映し出されていたりするのだけれども、正直見所だらけの演奏の前に、あまり映像の印象は残らない。特に私は、バンド演奏では、まずはドラムに注目するのだけれども、このドラムがうまくて、複雑なリズムをしっかりと刻みながらも手数多くうまく逸脱しながら、またリズムに戻ってくるという。やっぱりすごいと思うのが、この複雑なリズムの上で、ベースも含めて、ただ、リズムをキープしているだけじゃなくて、自由に逸脱しまくるところ。そこにさらに、ギターも二人とも、弾きまくっているから、曲によっては、リズムがよくわからなくなってくる。だけれども、曲としては全然破綻していないんですよね。しかも、それが、複雑な緊張感みたいなところにいくのではなくて、あくまで迫力のあるかっこいい演奏に仕上がっているので、普通に楽しめるというのもいいところ。
予想以上
正直言って、この MASTODON のライブ演奏がここまですごいとは思っていませんでした。私の予想を大幅に裏切るすばらしすぎる演奏。いやー、このバンド、生でやっぱり見るべきですよね。単独なら、確実に見に行くのになー。フェスだと組み合わせ次第で・・・だから。
複雑度ではプログレ的だけれども、音的にはプログレ的ではないこの不思議なバンド MASTODON ですが、このDVDはメタラー必見ではと思ったりします。
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