新たなるメロディアスプログレ The Fringe
The Fringe
The Fringe は、LO-FI RESISTENCE の Randy McStine をギターに、そして、Spock's Beard で活躍後現在 Big Big Train などで活躍するNick D'Virgilio をドラムに、さらに、The Flower Kingsなどで知られる
Jonas Reingold をベースにむかえる、スリーピースのスーパーバンド。
その待望のデビューアルバムでセルフタイトルアルバム The Fringe がリリースされたので聴いてみた。
メロディアスプログレ
昨今のネオプログレの中でも、そのポップな要素をさらに強めたメロディアスプログレが、強く支持されている。この The Fringe もまさにそういったサウンドを展開するバンド。特に、スリーピースバンドでありながらも、全員美しく歌うことのできるメンバーということもあり、メロディーの美しさとそのボーカルの美しさは特筆すべきものがある。ハード
一方で、演奏はハードな要素もあり。なんといっても、このリズム隊の二人を見れば、プログレファンの間では言わずもがななテクニシャンの二人。そのリズム構成が面白くないはずがない。
そのリズムラインが作り出すハードさと軽快さが上述のメロディーの要素とは異なる別の魅力として会って、その両者がせめぎ合う曲構成がこのバンドの魅力である。
一流の傑作
今年は、結構豊作な年であるけれども、今年のベストアルバムの一つにノミネートされるに間違いない素晴らしい作品。このメロディアスは、いろいろコアなサウンドを好む人でも結局はまらないではいられないだろうし、一方で、インタープレイのリズム隊とギターソロのバトルなんかは、聴きごたえ満点。
一流の傑作アルバムです。
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