Dream Theater AVFTTOTW 高みからの眺めはストレートにねじれていて

Dream Theater

言わずもがななプログレメタルの大御所 Dream Theater
その新作、A View From the Top of the World がリリースされたので早速聞いてみた。

直球

いきなり、Dream Theater 然としたインストとからのスタートで、ここですでに傑作間違いなしな予感。
その後、全体的には、変化球をみせるというよりも、直球勝負。
Dream Theater らしい、複雑なインストと、美しいメロディーで構成されたサウンドが広がる。

ねじれていて

しかし、よく聞くとこれがとっても変則的な曲ばかりでも、もはや変拍子がどう組み合わさっているのかを
取ることも難しい楽曲ばかり。ただ、その難解さを感じさせない疾走感で演奏されていくので、
一瞬、非常にストレートなメタルサウンドにも聞こえるところは、むしろさすが。
とくに、その疾走感と変拍子を支える Mike Mangini のドラミングは今回のアルバムでは最も重要な要素ですね。

タイトル曲

そして、タトル局は、20分を超える大作。
全体的に、あえて王道を突き進むという意思を強く感じるアルバムですが、
そこに会えて、プログレらしい大曲を持ってくるあたりも、王道意識を感じますね。
アルバムタイトルにもなっているあたりからしても、意思を感じます。
ロディアスさを感じさせる、タイトルフレーズをうまくはさみながらも、
谷間もしっかり作る緩急で構成された作品。
しっかりと構成された良い楽曲だと思います。

力作

圧倒的なパンチ力だったり驚きのあるタイプの作品ではなく、
あくまで、Dream Theater らしさを存分に出し、自らの実力を証明する作品となっていますね。
私はここ数作の中でも良い作品だと感じました。


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