The Neal Morse Band 安定のクオリティ Innocence & Danger

The Neal Morse Band

現代プログレの重要人物、Neal Morse によるバンド The Neal Morse Band。
その新作、Innocence & Danger がリリースされたので聞いてみた。
なおメンバーは、いつもどおり、Neal Morse を中心に、ベースのRandy George、ドラムは、Mike Portnoy 。
ここに、テクニカルで歌もうまいギターの Eric Gillette とキーボードの Bill Hubauer 。

2枚組

作品は、InnocenceサイドとDangerサイドに別れた2枚組。
Dangerサイドには、20分と30分に渡る対策が含まれている。

安定

基本的には、安定の Neal Morse サウンド
ただ、不思議なのは、これだけの安定感を出しつつも、マンネリ感はなく、
美しいポップサウンドとテクニカルな屈折が今回もやはり楽しい。
バンド演奏に加えて、オーケストレーションも所々に入れてくるなど、
曲ごとのスタイルのバリエーションが異なるところも、聴き応えにつながっている。
ポップサウンドから、お得意の Gentle Giant 的コーラスワークまで、実にいい。

カバー

意外とクライマックスなのは、Simon & Garfunkel の Bridge Over Troubled Water のカバー。
原曲の良さが十分にありながらも、このバンドらしいアレンジ。

傑作

しかし、毎度のこといい作品がリリースされてくる Neal Morse の才能に感服するしかない。
聴きやすさと複雑さの共存するまさに、現代プログレのお手本。
この作品も傑作なのでぜひ聞いてください。


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