FROST* 久々の新作はより現代的な要素をとりこみつつ
FROST*
英国のバンド FROST* は、John Mitchell を中心としつつ、ある意味スパーバンド的な構成で活動するバンド。今回は、約8年ぶりの新作 Falling Satellites がリリースされたので、聴いてみた。現代的
まず、感じるのは、かなり現代的な雰囲気を持ったサウンドに刷新されているところ。コンピュータサウンドな雰囲気を随所に感じさせる音作りを取り込みつつも、そこに従来のバンドアンサンブルとそして、キャッチなーメロディーを持つボーカルパートを絡めてきているというスタイル。なので、古典的なプログレの要素はむしろまったく感じるところはなくて、最早プログレというジャンルを超えてしまったようなそんなサウンド。
変幻自在に
随所に変調を絡めたり、音響的な要素を取り入れたりと、プロデュース的にも力の入ったアルバム。シンプルなボーカルパートは、キャッチ―で心地よいし、混沌としていくところの音圧感も迫力がある。そういった、いくつかのサウンド要素をうまく、アルバム全体に構成したり、そればかりではなく、一つの曲の中でも、転調によって、編みこまれている曲の陰陽が印象深い。
新たな傑作
現代要素を大胆に取り込みつつも、彼ららしいキャッチ―なサウンドであったり、重厚な曲構成であったりを進化させているので、驚きとともに安定を感じる実にいいバランスのアルバムになっている。適度に刺激が聴いたサウンドは、彼らの新たな魅力に感じられる。
関連リンク:
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