久々に登場の The Prize Fighter Inferno は、やっぱり、あまーい

The Prize Fighter Inferno

The Prize Fighter Inferno は、Coheed and Cambria の Claudio Sanchez によるソロ活動。
2006年に My Brother's Blood Machine と題されたアルバムがリリースされていて、
Coheed and Cambria ファンの間では、密かな人気を誇る作品。
かなり久しぶりに、フルアルバムとして、The City Introvert がリリースされたので聴いてみた。

エレクトロニカとアコースティカ

Coheed and Cambria とは異なり、メタル色はなくなって、エレクトロニカ全開なのが、
このバンドの特徴。マシーンリズムの軽快さにのせながらも、甘いメロディーラインは、
むしろ、このバンドではより強化されていて、耳障りの良い、
そして、頭にこびりつくメロディに満ちている。

バリエーションを広げ

今回の作品でも、上記の傾向は踏襲しているものの、音の幅が広がっているという印象。
アコースティックなシンプルさもあれば、ラップ調のものまで含まれる。
なので、ポップな軽快さを持ちながらも、アルバムとしての聴き応えもある。

耳残る

Coheed and Cambria でもキラーチューンを連発しているが、
この作品では、サウンド自体が軽快なので、そのキラーチューンがますます鋭くなり、
本当に気持ちよすぎるサウンドに仕上がっている。

異色だが傑作

もはや、メタルでもなく、プログレでもなくな世界にもなっているが、
音楽そのものの良さがあるので、そういったジャンルを超えて、
とても楽しめる作品となっている。

Roll For Initiative

Roll For Initiative

  • 発売日: 2021/04/23
  • メディア: MP3 ダウンロード


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