プログレでエモな物語の続き The Dear Hunter ACT IV
The Dear Hunter
The Dear Hunter は、私の感覚では、Coheed and Cambria と双璧をなすプログレでエモで物語なバンド。人気の面では、圧倒的に Coheed and Cambria なんだけれども、サウンドの壮大さやメロディアスさ、そして、アルバムを超えて続く物語性などは、この The Dear Hunter も負けずとも劣らない。そんな彼らの、ACT シリーズ第四弾 Act IV: Rebirth in Reprise がリリースされたので聴いてみた。やはり
間に2枚くらいアルバムが挟まったので、このシリーズも途中で立ち消えてしまったのかと思っていたら、ようやくという感じで第四弾として新作がリリース。どんな展開が待ち受けているのだろうかと、期待が膨らむばかり。そして、アルバムを聴き始めて、そして、これは今までと同様に、そして、今まで以上に素晴らしく、彼ららしい作品であることを確信する。
重厚なコーラスワークに導かれて始まると、壮大なオーケストレーションによって、めいいっぱい大仰に展開されるそれは、まさに期待していたそれである。
変拍子なども
そこから、ロックなダイナミズムを保ちながらの編拍子なんかをはさみつつ、軽快に進むサウンドは、もはや、先述のオープニングで虜になっている私にとっては、心地よいもの以外の何物でもない。穏やかな
そして、そのつながりで登場する牧歌的な童謡の物語を語るかのような、優雅で穏やかなオーケストレーションパート。そこの上を語るように歌うボーカルがさらにその心地よさを深めていく。圧倒的な
これは、圧倒的というしかない出来。作りこまれた音世界は、もはや映画のようでさえある世界で、どっぷりとその世界の中に引きいれてくれる。そして、そのオーケストレーションも含めたサウンド演出の幅が、またよくて、アップテンポなロックから、たおやかな世界から、変則的なリズムによるサウンドまで、そして、それを時に複雑怪奇なコーラスワークで演出していく。
傑作
これは、傑作というしかない。圧倒的な作品で、今のところ、今年の最高傑作ともいえるかもしれない。優雅なサウンドから下世話なサウンドまで。圧巻。このバンドは、やはり、もっと知られるべきなんだということを再び確信させてくれた最高傑作アルバム。プログレファンのみならず、ロックを愛する多くの人に聴いていただきたい素晴らしい作品です。
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