The Dear Hunter というアメリカのバンドが結構面白い
The Dear Hunter
The Dear Hunterは、アメリカのプログレッシブロックバンド。Casey Crescenzo が中心人物のバンドで、2006年にデビューアルバムを発表している。今回紹介するのは、2009年の作品で、”Act III: Life & Death”と題された作品。ライブ
このバンドの存在は、全く知らなくて、だけれども、最近聴いてみたら、すこぶるよかったので、今回ニューアルバムリリースという訳でもないのに、2009年の作品のレビューを書いてみることにしてみました。ちなみに、このバンドの存在を知ったのは、何ともうらやましい、Porcupine Tree と Coheed and Cambria が一緒に回るというライブが米国であったのだけれども、これに帯同していたのが、このバンド、The Dear Hunter。
長大コンセプト
Coheed and Cambria もSF的物語をアルバム5枚に渡って表現するという、長大なコンセプトを掲げたバンドだけれども、この The Dear Hunter も同様のコンセプトを持っていて、こちらは、6枚のアルバムで完結する物語だそうだ。で、現在までに3枚がリリースされていて、今回紹介するのは、その3枚目。超ミクスチャー
サウンドのほうなのだけれども、これが、なんというのか、超ミクスチャーサウンド。ちょっと、muse っぽいところとか、Mars Volta っぽいところも感じるのだけれども、それだけではなくて、Bigelf 的なヴィンテージロック色もありつつ、さらには、演劇的な雰囲気を感じさせるような Diablo swing orchestra まではいかないけれども、それを彷彿とさせるオペラティックサウンドも出してくる。メタル的な要素はほぼない。その辺の様々な味わいの曲を、時に変拍子も混ぜながらも、軽快に展開していく。かなりの構成力を感じさせる。
Additionl Musicians
バンド構成は、オーソドックスな5人編成。ただし、管弦系のゲスト演奏者が多数参加しているので、オーケストラサウンドも曲によっては構築している。なので、曲の作りはしっかりしていて、奥行きの深いサウンドが構築されている。コンセプト
で、その長大コンセプトなのだけれども、これは、私も未だにとらえ切れていない。アルバム自体も、当然トータルな構成になっていて、冒頭のコーラスワークで、いきなりがっつりと興味を惹きつけるところからはじまって、その後は、上記の様々なタイプのサウンドを駆使しながら変幻自在に、しかし、隙無く展開していく。すばらしい
こういった、すばらしいバンドを今まで見つけ切れていなかったことが残念に思うようなそんなバンド。かなり完成度が高い。メタリックな要素はあまりなくて、むしろ、ちょっとシアトリカルな演出が面白いサウンドなので、プログレメタルファンというよりは、変化に富むサウンドを好む人向けだと思う。正直、もっと有名になっていてもいいバンドではないかと思うのだけれども、まぁ、私の趣向が屈折しているだけかもしれないけれども。
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