現代馬鹿テクプログレバンド、From.uz のライブDVDがまたすごい



ウズベキスタン

ウズベキスタンプログレッシブロックバンド、From.uz。現代馬鹿テクバンドとしては、Canvas Solaris と並ぶ存在ではないかと私自身は思っているのだけれども、その馬鹿テクっぷりを存分に見せつけてくれるライブDVD”Inside Seventh Story”がリリースされたので、購入してみた。
(なお、以下の動画は本DVDに収録されている者ではありません。)





ライブ

彼らのライブはデビューアルバムにカップリングされていたDVDにてすでに披露されているのだけれども、れっきとしたライブDVDとしては、彼ら初のもの。
ライブメンバーは、中心人物 Vitaly Popeloff ギター&ボーカルに加えて、ドラム、ベース、キーボード、および、キーボード&ギターで、5人。
加えて、このライブでは、シアトリカルな演出がなされていて、そのための演者が二人かな?。


もうすごい

このDVDは、そのタイトル通りで、前作 ”Seventh Story” をライブで演奏するという作品。
で、これが、どうにもこうにもすごすぎます。CDでもその馬鹿テクっぷりは十分に堪能できたのですが、ライブになると、CD以上に、そのすごさを堪能できます。


テクニシャンズ

なんせ、テクニシャン揃い。ドラムとベースは、余裕ですごくて、すごいことをやっているような様子を見せない雰囲気で、すごい演奏をこなしているし、キーボードとギターを展開ごとに持ちかえるプレイヤーがこれまた、演奏に装飾と深みを付け足していて、こういったユーティリティープレイヤーって、結構プログレバンドでは重要。そして、グランドピアノも弾くキーボードプレイヤーがこれが、また、弾き倒すところでは弾き倒すし、一方で、SE的に曲の雰囲気作りもしたりと、幅広い活躍っぷり。


ギタリスト

そして、なんといっても、中心人物のギタリスト Vitaly Popeloff がどうにもこうにもすごいとしか言葉が見つからないすごさ。途中で、あれを何というのかわからないのだけれども、MIDIギターというのか、なんというのか、いろいろな音を出せるギターを持ち出してきて、様々な音色を使い分ける演奏までも見せつける。単に、早弾きとか、そういった表現では表現し尽くせない、緩急を自在に操りながら、細かくて早いフレーズから、空気感をしっかりと感じさせる伸びやかな演奏まで、様々な音色を堪能させてくれるプレイを披露しています。


目が離せない

で、さらに、このDVDが素敵なのは、録音状態がとてもよくて、その馬鹿テクな各楽器の音が、しっかりと聞き分けられるというところ。
さらに、映像もとりあえず撮ってみましたというのではなくて、各メンバーの表情や手元をカメラを切り替えながら、しっかりととらえている。さらに、時折挿入されるシアトリカルな演出もフックが効いていていい。
なので、演奏展開のおもしろさと、そして、テクニカルな演奏、そして、動きのある映像によって、単純な派手派手しさはないのだけれども、しかし、これ、目が離せない映像作品になっています。


超おすすめ

ということで、はっきりいって、私個人的には、超おすすめです。馬鹿テク系のほぼインストライブ作品ですが、こういった馬鹿テクなジャズロックプログレ大好き人間には溜まらないと思います。曲調としては、ダークサイドではなくて、明瞭なサウンドタイプ。いい作品です。
ちなみに、私は、Garden Shed で入手しました。


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