Coheed and Cambria の新作、完成度高し
Coheed and Cambria
さてさて、アメリカのエモでプログレで激しくて、時にかわいげなメロディーで複雑怪奇で、コンセプチュアルなバンド、Coheed and Cambria その新作 Afterman: Ascension がリリースされたので早速聴いてみた。ちなみに、Afterman は二枚に渡る作品で、まずは、この Afterman: Ascension がリリースされて、2013年2月には The Afterman: Descension がリリースされる予定となっている。
のっけから
一応前作までで完結したとされていた Amory Wars に続く作品ということになっている。ということで、毎度おなじみコンセプトアルバムにより物語りを語るスタイルの作品は変わらず。
そんなこともあって、のっけからここから何かが始まるという期待を膨らませさせられる壮大なオープンニングから始まる。
豊饒な物語
そして、物語が始まる。全体の音はちょっとすっきりしている印象で、シャープな感じがする。そして、サウンドスタイルも、今までにもあった幅広いスタイルが一回り成長してまとまった印象で、多様でありながらもトータル感がしっかりとしていてとにかくどっぷりと世界に浸れる正に豊饒な物語が見事に語られている。多岐にわたる
その物語を支える幅広いサウンドスタイルが見事。メタルチューンから、ポップで軽やかなスタイル、そして、メロウなサウンドなど多彩な味わいを持つ楽曲群が次々に登場するので、わくわくしたままにアルバムを聴き通していくことが出来る。ラストに
そして、ラストに訪れるバラッド。ここまでやってきた物語を見事にまとめ上げるのが Substraction。いつもながら美しい楽曲で締められる彼らのアルバムだけれども、今回の締めのこの曲もまた美しい。恍惚を感じたままその余韻に浸ることが出来る。この余韻までもが心地よいのがこのアルバムの価値で、アルバムとしての完成度の高さを感じさせられる。
イラスト
ちなみに、楽曲自体の完成度も高いんだけれども、さらには、Booklet に描かれる漫画チックなイラストがまた何ともイマジネーションをくすぐられる。完璧
いやー、これ凄いっすよ。いつもあるアルバムを代表するようなキラーチューンがこれだというような言い方が出来る楽曲はないのだけれども、とにかくアルバムとしての完成度が高くて、あの曲がこの曲がというようなレベルでは語れない、そんな完璧なアルバムだと感じた。前作で物語が終わり、メンバーチェンジもあってどうなるのだろうかとちょっと不安だっただけれども、そんな不安を払拭してあまりある完璧な作品。
いやー、超お勧めなアルバムです。
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