The Dear Hunter の小品集はコンパクトに素敵に



The Dear Hunter

アメリカのプログレバンドと言ったらいいのか、ジャンル定義が難しいバンド、The Dear Hunter。イメージ的には、Coheed and Cambria に近くて、複雑だけれども過剰にキャッチーなメロディーが特徴のバンド。
アルバムをまたぐコンセプトアルバムなども展開しているが、今回は、むしろ小さくまとめられた曲を納めた小品集とも言うべきアルバム All Is As All Should Be がリリースされたので聴いてみた。


ポップな

もともと、ポップなメロディーを得意として、それを複雑な楽曲の中に表現していた彼らだけれども、その中で、ポップな部分を取り出したような構成がこのアルバム。いずれの曲も、4分前後で、6曲納められたアルバムなので、曲的にもアルバム的にもこじんまりとしたそれ。


珠玉の

そのこじんまりとした作品の中に、ポップな要素がぎゅっと凝縮されている。コーラスワークも絡めながら、メローな曲からノリのいい曲まで、どれもやはり、とてもメロディーがいい。そして、短い作品ではあるものの、曲の起伏はしっかりとつけていて、一本調子でメロディーで押し切るわけではなくて、フックの効いた展開を持たせている。その結果として、メロディーの心地よさが何倍にも増している。非常にいい曲ばかり。


そしてしめる

そして、そんな美しい世界が、最後タイトル曲でしめやかに締まる。穏やかな、しかし、不思議な雰囲気を醸すバラッド。彼らの独特の世界は、この身近な曲でもやはりしっかりと描き出されている。
いや、この聴きやすいアルバムを通じて、是非ともより多くの人にこのバンドのことを知ってもらいたい。彼らを初体験するにはもってこいのアルバムです。


関連リンク:
All Is As All Should Be — The Dear Hunter
All Is As All Should Be | The Dear Hunter
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