Barock Project のロックな新作 Seven Seas

Barock Project

Barock Project は、イタリアのバンドで、クラシカルな楽曲である一方で、ポップなメロディーと抜群コーラスワークで、ネオプログレなバンドの中でも幅広いファンを持つバンド。
そんな彼らの新作といっても、もう随分時間がたってしまったけれども、Seven Seas を聴いてみた。

Rockな

全体の印象は、ロックな作品という感じ。アップテンポな楽曲もあれば、バラッドでしっとりと決める曲もあれば、と相変わらずバラエティーに富む楽曲群ではあるのだけれども、全体的にはよりシンプルに聴きやすい曲に仕上げてきているという印象。

コーラスワーク

コーラスワークも複雑なそれはあまり使わずに、聴き心地に重きを置いている印象で、テクニックで魅せるという要素を敢えて、内に秘めさせているような印象を受ける。

曲の良さ

そんな曲群において、やはりその曲の良さが際立っていて、彼らのセンスの良さを改めて感じさせてくれるアルバムともいえる。
ただ、やっぱり、プログレ好きな聴き方からすると、もうちょい、ひねりのある楽曲があったほうが、印象に残るアルバムになった気がする。
ところどころ、特にキーボードは見せ場はあるんだけどね。