ケルティックサウンド3人衆 LAU の Arc Light



スコットランド

さて、ケルト系のサウンドを響かせるのだけれども、スコットランド出身のバンド LAU の2009年新作 Arc Light を聴いてみた。
ちなみに、このバンドは、2007年にアルバムデビューした3人組で、スタディオアルバムとしては、この作品がセカンドに当たる。


サウンド

3人組のバンドは、ギター件ボーカル、アコーディオンフィドルという割り当ての構成なので、ドラムによるリズムを持ったロックテイストは入り込まない構成のバンド。確かに、フレーズにはケルト的なものを感じさせはするのだけれども、その要素を環境音楽的に心地よいサウンドへと展開しているのではなくて、ダイナミズムを持ったアンサンブルへと展開しているところが、このバンドの最大の特徴だろう。Hedningarna などのラディカル・トラッドほどの攻撃性までには至らないのだけれども、せめぎ合うアンサンブルがスリリングなバンド。フォーク系の部門で音楽賞を受賞したりもしている様子。


ボーカル

ボーカルも一応入っているのだけれども、全ての曲に入っている訳ではない。ミドルレンジの落ち着いた声によるもので、このあたりは、奇を衒ったバンドではないというところも感じる。


フィドル

演奏面から言うとなんと言っても、フィドルだと思う。アコーディオンは攻撃的に来るという感じではなくて、全体をサウンドを支えているというイメージが強い。なので、前面に出てくるのはフィドルの場合が多い。このストリングスサウンドがなはり注目なので、このタイプの音が好きかどうかが好みの分かれ目かもしれない。


ビートルズ
注目は、ビートルズのカバー曲 Dear Prudence。なかなか独特な雰囲気があって非常に面白い出来になっている。


トラッド好き?

このバンドを楽しめるかどうかは、完全に伝統に準じたトラッドではなくて、ちょっとアヴァンギャルドな要素のあるトラッドサウンドを楽しめるかどうかによると思う。なので、現代的トラッドがお好きな方にはお薦めです。


来日公演

で、既にこのバンド来日公演が決まっていて、2009年の10月末あたり。ちなみに、先日紹介した Alamaailman Vasarat なんかも関連している The Music Plant による。




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LAU | "Arc Light" - The new album from Lau
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ラウー来日公演 2009
【THE MUSIC PLANT】
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Arc Light
発売元 : Navigator
発売日 : 2009-03-30 (1CD)
売上ランク : 75817 位 (AMAZON.co.jp)
¥ 2,876 在庫あり。
評価平均 : /1人
フォーク/トラッドの枠を越えて進化しようとするラウー(ただし賛否は聴く人次第)
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